今日は、大人の話題とする。
いや単に“七夕”についての思考の散歩である。
小さな頃、七夕はひどくロマンチックな存在だった。
天には、天の川に隔てられた彦星と織姫がいて、
年に一回だけ、七夕の日にしか会えないという、あのお話である。
けれど、、、である。
人生60年以上も生きているとロマンチックな物語も
無駄な知識のおかげで、結構ドロドロとした様相を帯びてくる。
そもそも、彦星と織姫は、なぜ引き離されてしまったのかを知っていますか?
もう既にそこからがちょっと哀しい。
# Wikiででも調べてくださいませね。
更にもっと無駄な知識が、話をグチャグチャにする。
高校生ぐらいになれば、誰もが思うことでありましょう。
雨降ってたって、曇ってたって
地球から見えないだけで、彼らは会えているんでしょ?なんて。
逢瀬が他人から見られなくて、
彼らにとっちゃ曇りの方が良くね?などとも。
更に高度な知識がいっそうワケわからなくする。
例えば、星の寿命が10億年と仮定すると、
年に一回って、人間の寿命に換算すると、3秒に1回ぐらいって
殆ど一緒に居るってことじゃん。などと。
もはやここまでくるとこのカップルの哀しみは見事なまでに消失する。
そして、極みは、、、
いわゆる通称“彦星”は、本名“アルタイル”。
実にこの星、地球から17光年しか離れていない。
したがって、彦星が寿命を終えて、超新星爆発なんてしようものなら
その影響で、地球上の生物の半数以上が滅んでしまうはず、、、って
全然“七夕”ってロマンチックじゃねぇ~。
けど、星の大きさから言って超新星爆発はしないんだろうな、きっと。
P.S
という大人の話題でしたので
良い子は、今日のひとコマは読まないでね。