いのちの数だけ死がある。
そして
いのちの数だけその死に方がある。
自分の死に方がどんな風になるのかは
まだはっきりわからない私は幸せなはず。
けれど、人生の最後は、
自分自身に一回しかない大切な瞬間のモノであるならば、
せめて、その心の準備だけはしておかないと、、、な。
そんなことを思い返させてくれた映画である。
若くしての死。挑戦したが為の死。
人生に後ろ髪引かれながらの死。突然の死。
やはり、死は哀しい。けれど、
思い通りにならない死に方さえも覚悟せねばならぬ。
やがていつかは訪れるであろう死ではあるけれど、
しかし今は、精一杯いのちを生きよう。
そんな気持ちで映画館を出た。
製作総指揮を務めた東映グループ岡田裕介会長は、
この映画の打ち合わせ中に逝去したという。
無念であろう。
心から冥福を祈りたい。
P.S
「人の死の映画製作中に、自分が死ぬなよっ!」
私は、岡田氏にそんなクレームを伝えたい。
AM 11:55:38