2025年4月29日火曜日

いいかげんなイタリア生活


いいかげんなイタリア生活

イタリア在住15年の私が見つけた頑張りすぎない生き方

      ワダ シノブ

ジャンルは、イラストエッセイ。

なので、すぐ読めてしまいます。

それにしても今更ながらですが、イタリア人の陽気さの根源は、こんなところからきているのかぁ、とつくづく感じる一冊。

何も特別っぽいことがたくさん書かれているわけではないのだけれど、
その生きる上での気持ちの持ち方っていうか気構えが私には勉強になりました。

やることをやったら、あとはそれでいいじゃない。相手がどうであろうと。

であれば、ちったぁ自分の“嫌い”も伝えたっていいんじゃない?

何かと相手への気遣いを良しとする日本では、なかなかそういう思いになるのは難しいかもしれないけれど、

でも、そうじゃんねー、と、私には、いろいろ気付きと同感を感じる一冊でありました。



P.S

例えば、年賀状。

出してない相手から届いたら、慌てて自分も出すのが礼儀、、、って感じもするけれど、

出したい人に出していればいいんじゃないの?

翌年、その人から来なくなっても、それだけの関係な人だったわけで、、、

って、居直りが許されたようで私はちょっと嬉しかった、、、な。






2025年4月27日日曜日

ラストマイル

「海に眠るダイヤモンド」以来で
脚本が野木亜紀子で気になっていた一本。
今度は、どんなお話なの?と。

実に、配送されてきた荷物が爆発するというある種身近に感じる話題でありました。

# ジャンルは、サスペンスになろうか。

まぁ映画の物語もそれなりに面白かったけれど、

それよりもなによりもネットでお買い物、、、を支える配送のシステム、そこに働く人々、苦労や悩み、、、

そんなこんな何気に忘れていたものを今さらながら思い出させてくれることが大切な気が。

1円でも安く買おうとするユーザーと、これまた1円でも安く売ろうとする販売側。
その間で、商品の品質・価値とは関係なく、とにかく安く叩かれそうな配送段階の作業。

ネット販売なんて、配送があってはじめて成り立つものなのにそれを忘れがちなところを
この物語は思い出させてくれる。

しかし、配送物に爆弾が紛れ込んでいる、という前提は、確かにちょっと怖い。

どこで紛れ込んだのか?誰の仕業か?そもそもなんで?

身近に有り得そうな気がして、なかなかスリリングで面白かったです。

けど、なんだかすべてが、、、哀しいなぁ、、、。



P.S

半世紀前の大学生の頃、私も配送所でアルバイトをしたことがある。
お歳暮の時期は、とにかくアルバイトが駆り出される。

まだ、コンピュータ管理もされていなかった頃だ。
私たちの一番のメイン作業はカルタ大会だった。

荷物が配送センターに届くと、荷物をとにかく平面に並べる。
正社員が、伝票の住所と名前を読み上げると、みんなで探すのだ。

「ありました!」

誰かがその荷物をピックアップすると、また次の住所と名前が読み上げられる。

そう、何の為にやる作業かと言えば、配達順に整理してトラックに載せる為だ。

今もラストマイルの小さな配送業者は、きっとやってんだろうなぁ。

今は、ただただちゃんと届いていることを配送業者に感謝したい。






2025年4月25日金曜日

Dr.SLUMP

いやはや古本屋で見つけて、思わず買ってしまった一冊。

なにしろ懐かしく。
若い頃、リアルタイムで読んでいたからね。

それにしてもこの手のギャグ漫画、絵の細かさやデザイン、発想は元より、この絶え間ない出来事、やりとり、そして物語のオチは、
こうも新鮮で斬新なものが毎週毎週続けられるものか?と感心してしまうわけで。

しかも、健全。(だよね?)
未就学児から、こんなオヤジまでカバーできているその発想のスゴさ。

# この歳になって読んでも、未だ笑えるところがあるもんね。

そして、絵の緻密さ。メカ絵のカッコよさ。

鳥山明は、なんて才能を身に付けてたんだろうとつくづく。

# 編集者、鳥嶋氏の存在も大きいよね。

その後、ドラゴンボールへ続き、更に人気を得てゆくわけだけれど、やっぱちょっと走り過ぎたよねぇ。

短い人生で終わってしまったのがとても残念である。

ただ私は、このDr.SLUMPの始まりが、日本から世界へのビッグバンとなった気がしてならない。

だから私はこの一冊を手に取ると、懐かしさと、そして、なにか可能性を感じさせてくれるのである。

だから何気に目の届くところにあって欲しかったりして。



P.S

んちゃっ!







2025年4月23日水曜日

日本酒 YUKI

こんなん見つけたら

買わざるを得ないでしょ。

飲んでみないわけにいかないでしょ。

で、飲んでみました。

特にクセがあって個性強いわけでもなく、

それなりにサラッと美味しくいただけました。

以上、YUKI酒レポートです。



P.S

やっぱ、私って、、、無難な人生送ってる?






2025年4月21日月曜日

リピーテッド

タイトルからくる何か繰り返される時空を超えたものか?

しかもドンデン返し映画、、、

と耳にすれば、観ないわけにいかないでしょ。

で、一晩眠ると前の日のことをすっかり忘れ、記憶はかつての若い頃に戻ってしまう、、、

それが何かの能力なのか、、、と思ったら、単なる病気だったのね。

# やっぱネタバレはダメだろうなぁ。

まぁ確かにそれがわかる前だけでも充分にミステリアス。

でも、原因が病気だから、そりゃ治ってくることもあるわさ。

で、で、で、、、なんとなくでも思い出せたら、、、

今がとんでもない状態だった。

けどなぁ、出てくる登場人物の外見とその役柄のギャップがわざとらしくない?

それにストーリーには、単純であっても意外性はそれなりにあったものの、
その状態に陥ったいきさつなんかがわかってくると、、、

主人公よ、、、アンタもワルよのぉ、、、で、同情できませんでした。

これハッピーエンドなの?

なんだか現実的にモヤモヤしたお話でした。



P.S

彼女に感情移入できなかったために、、、

いっそ、、、記憶が戻ってこずに騙されたままの方が良かったんじゃないの?アンタ的には。

そう思えてしまってすみません。






2025年4月19日土曜日

発言禁止

森永卓郎著。

先日、とうとう鬼籍に入ってしまった森永氏が

「誰も書かなかったメディアの闇」

という内容で捨て身で残した書籍であれば、やっぱ目を通したいと思って。

読んでみて私の中では「なるほど」と「やっぱりね」が交錯する。

一般人が目にするメディアは、極めて表層な部分ばかりであろうことは想像につく。
そして、その表層な部分は、これまた極めて深い深層な部分を包み隠していることになるのだろう。

まぁ最近はネットであれやこれやとその深層部分を耳にすることもあれば、
今更驚くことも少なくなってきてしまっているけれど、

その深さは、メディアの領域を超えて、政治の世界まで絡んでいるとなると、なんだかメディアも哀しいやね。

まぁ、そういったことに関連する人々は、事なかれ主義でいきてゆくのか、歯がゆさばかりを感じながら生きてゆくのか、
いや、当人たちはきっと麻痺してしまってたり?

ある意味、メディアや政治で生きる人たちの哀しさを読んだ一冊でありました。



P.S

物事には、表があれば、必ず裏がある。

自分が見ているのは、表だけに過ぎない、ということは忘れないでいたい。







2025年4月17日木曜日

忘八

最近、大河ドラマ内で知った単語「忘八」

# ちゃんと変換に出てくるのがてえしたもんだ。

「忘八」とは

仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌 (てい) の八つの徳目のすべてを失った者の意

転じて、遊女屋やその主人のことを指す。

だそうだ。

ほぉ、とこの歳で知った知識をココにメモ。



P.S

自分は、、、忘三ぐらい?うんにゃ忘五か?

なんて思いながらも、閾値を下げてゆくと、、、

結構、私は忘八かもしれないという疑惑。

むむむ。




2025年4月15日火曜日

アンテベラム

ドンデン返し映画として評判のこの映画、
全く予習しないで観たのがよかった。

# もうネタバレ厳禁の極致であります。

公開は、2021年というので、ある意味ちょっと前の映画だ。
で、コロナの影響で、日本での劇場公開はされなくなっちゃったようで。

“アンテベラム”というのは、“戦前”ということで、アメリカでは“南北戦争前”の頃のことを言うそうだ。

物語は、冒頭から黒人奴隷へのツラいシーンから始まる。

あ~この時代のこの手の物語かぁツラいな、と思っていたら、やがて、現代パートへ。
時代を超えた物語? 夢物語? 先祖のDNAの名残りのなせるもの?

いろいろな思いを持ちながら見続けていると、、、思わず

「はぁ????」

その後のラストに向かっての展開に、

「そ~いうことだったの?」

まぁ、確かにドンデン返し映画ではありましたが、なんだかツラい映画だったな、と思ってたら

やっぱジャンルは、ホラースリラーだったようで。

確かにドンデン返しは意外でしたが、あまり人に勧めたくなる内容じゃぁないなぁ。

そんな映画でした。


P.S

しかし、、、モチーフには、黒人差別がある。

こんな物語が作られるのは、アメリカでの今の状況への複雑なモノも感じざるを得ない。

# あ~、うまく書けないので、、、やめておこ。






2025年4月13日日曜日

火の鳥 ギリシャ・ローマ編

先日、太陽編を読んで、ここまで来たら、と火の鳥の原点も読みつくそうと。

この一冊には

・エジプト編
・ギリシャ編
・ローマ編
以上は、1956年連載

・黎明編[漫画少年版]1954年

が含まれていました。

火の鳥のスタートは、エジプト編から始まるのですね。

火の鳥は、神の国で籠に閉じ込められていたのが、逃げて下界に降りて人類の目に留まるようになったのでした。

# って、思いっきりネタバレを書いてしまう。

そして、エジプト編でとある若者カップルが火の鳥の卵を洪水の時に助けたお礼に血をもらってから永遠に生き続けることになるのです。

いろいろな出来事に遭い、何度も命を落としながらも、物語はギリシャからローマへと。

今回の新発見は、

・火の鳥の寿命は、約3000年。
 (決して一個体が永遠に生きるわけではない。)

・したがって、火の鳥は卵で代変わりしてゆく。

・ヒナが生まれ、親は燃えてしまうことにより、その3000年の寿命の能力が引き継がれる。

・だから、火の鳥のヒナは、親には育てられず、小動物達によって育てられることになる。

・なので、小動物たちも火の鳥の親鳥から血をご相伴にあずかることになる。

・ちなみに火の鳥がいろいろな動物と話が出来るのは、3000年も生きているからだそうで。

・代替わりした生まれたばかりの火の鳥もすぐに小動物と話が出来ているので、言語能力はそのまま遺伝するのです、、、かね?

と、キリがないのでココで。

いやぁ、いろいろスッキリして読んで良かったです。




P.S

さて、今回の一番の新発見は、、、卵を産んで引き続いてゆく以上

火の鳥は常にメスであるという事実。

確かに、今まで火の鳥ってメスのイメージがあったのは私だけ?






2025年4月11日金曜日

怒りの矛先

人助けをする場合は

「人は、全く手を差し伸べない人よりも、差し伸べた手が不十分である人に対して怒りを向ける」

ということは、よくよく覚悟しないといけない。

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Tumblrで流れてきた。

最近は、女性に対するAED問題などもあるけれど、
身近なことだっていろいろある。

ゴミが落ちていても、近くにゴミ箱がなきゃ拾う気にならない。
目の前に落とし物があっても拾った方がいいのやらわるいのやら。

結局、見て見ぬフリの方がよかったりも?なんていう判断になる。

いつからか「自己責任」なる言葉が闊歩し始め、今どきはデフォが自己責任の世であれば、

「触らぬ神に祟りなし」になってしまうわね。

怒りの矛先を受け止めるのがあまりにも大変だからね。

昔はもっとおせっかいが許されたような気がするんだけどな。

もうジジイなんだから、嫌われるのも迷惑がられるのも気にしないで振舞えばいいんじゃない?

いやジジイの盾は、いざとなると超弱いんで。

# 哀しい言い訳だな。

なんだか難しい世の中になったものだとつくづく思う。



P.S

少子化の一因は、こんなところにもあると思うんだがな。




2025年4月9日水曜日

フロム・ダスク・ティル・ドーン

# なんでこの映画を観ようと思ったのかな。
# まったく思い出せない。

1996年の米国映画。

原題がそのまま“From Dusk Till Dawn”であれば、こちらも夕方から明け方までの物語ということになろうか。

妙に物語の始まり方が生々しいな、と感じつつも、主役がジョージ・クルーニーであれば、それなりに上品な映画に仕上がっているはずだよな、と信じていたのに、、、

# ジョージ・クルーニーも昔は違っていたのね。

そもそもクエンティン・タランティーノがジョージの弟役として出てれば、もっと早く気がつくべきでした

この映画のジャンルが、ホラーアクションってことに。

要は、私の好きでないキモい吸血鬼ネタでありました。

まぁそうなるとなんでもアリとなるこの物語、観ながらも私は「あ~早くケリついてくれぇ」と思わずにはいられず、ツラかったな。

古い映画とはいえ、なんともB級映画っぽいホラーと知っていたら絶対観なかったな。

こういうのが好きな人とはきっと付き合えないよな、と感じた一本でした。




P.S

実にこのシリーズは、続編として2や3もあるようですが、、、

絶対観ないわっ。(キッパリ)






2025年4月7日月曜日

方向幕

先日、名鉄企画のバーチャル名古屋駅を体験したのは報告済み。
で、最後にアンケートを書いておいたら、なんと当たりました、方向幕が。

# マニアには貴重なモノかも?

いや、方向幕ってなに?って方も多かろう。
要は、行先表示用のフィルムですね。(写真参照)


実際に使われてるもの、ということで。

ところが“森上”っていう駅名がどこにあるのか知らず。
行先になるぐらいだから、少なくともターミナルだよね、などと思いながらググってみたら、、、意外だった。

 で、ここまで知ると意地になって現物を確認してきましたよ、そして、駅も。
 

森上って、銀杏で有名な街なんですね。
行ったのが平日の午後だったこともあって、とてものどかで。


無人駅だったので、ついでに自撮りしてきました。
私が持っているのが方向幕のフィルムです。

駅内に誰もいなかったので、ホームの反対側にデジカメを置き、戻ってきてスマホでパシャッ。久々にレンズカメラ(DSC-QX100)の威力発揮です。

# あちゃぁ~レンズカメラ、、、ディスコンになってるぅ。

ちょっと旅情を楽しんだ一日でした。



P.S

けど、、、まんまと名鉄にのせられたん?






2025年4月5日土曜日

今すべき事を先に延ばすと


今すべき事を先に延ばすと

実行しにくい事情が起きてくる


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SNSで流れてきた一文。
ちょっと笑えたもので。

というのも、私の近くにまだマイナンバーカードを作っていない人が居て

「作りに行かないの?」って尋ねたら、
「今更作りに行くのが恥ずかしい。」とかで。

# 何で恥ずかしいのか私にはよくわかりませんが。

いや、上記文はこういったパターンも含まれているんだろうな、と。

レイトマジョリティは、気がついたらラガードになってしまう危険性をつくづく感じます。



P.S

いやいやこんなこといくらでもあるでしょう。

お礼をするのが遅れて、今更、、、とか。
借りたものを返すのも、、、とか。
実行しにくい事情に負けて、うやむやにしてしまうことだって、、、

私にもいっぱいあるな。
他人のことは言えませんや。




2025年4月3日木曜日

ロスト・ボディ

ドンデン返し映画という評判を耳にして選んだ一本。

# ネタバレ絶対厳禁だな。

製作は、2012年。
スペイン映画。
ジャンルは、サスペンス。

原題は、“El cuerpo”。
スペイン語では、単なる“体”ということであれば、“ロスト”をつけ加えたのは国内に輸入されてからかな。

ちなみに日本では、劇場未公開だそうで。

ことの発端はタイトル通りで、女性の遺体が死体安置所から消えるところから始まる。

そして、彼女の夫に不可解なことが次々と起こる。

現場に来た警部が執拗に追及する。

なぜ死体が消えたの?
彼女の夫が殺したの?死因を隠すために?
盗んだ第三者がいるの?
...その他いろいろ、、、と。

そして、最後にすべてが解き放されるのでありますが、、、

いやぁ、ドンデン返し映画という前提でこちらも勝手に犯人を想像しながらも、、、

結果は、、、予想の遥か上をいく展開でした。

# あらすじ?書けるわけないっしょ。

時間的には、単に一晩の間の出来事ですが、
確かに、ドンデン返し映画でした。

うん、意外性は面白かった。
なんで劇場未公開なのかなー?



P.S

しかし、、、いくらなんでも、、、ちょっと、、、頑張り過ぎてない?

いやなに、ひとりの人物に向けての私の感想です。

# 当然、誰かなんて書けませんが。





2025年4月1日火曜日

試験管でフリージア

冬、部屋の中の机の上で楽しめるかな、と思って、試験管でフリージアを育て始めた。

# あまり机上に土の入った入れ物は置きたくなかったもので。

試験管はあまりにも細いので、ちょっと可哀想な気もしたけれど。

そして、数カ月、、、見事に咲き始めました。

根が水に浸かりっぱなしなので、腐っちゃうかな、と思いながらも、水を頻繁に入れ替えれば大丈夫でした。
寒い時期は水が腐りにくいので、2~3日に一回ぐらいの交換かな。

机の上で簡単に水交換が出来るのもいい。すごく少ないからね。
で水と一緒に液体養分を数滴たらして。

さて、いざ花が咲きだすとなんと気になることが。

# もう毎日目の前で見ているからね。

フリージアなるもの花のつぼみは見事に一列に並んでいて、根元の方から順番に咲き出すわけです。
まず一番手が咲き、二番手、三番手と咲き出します。

ただ、四番手があたりが咲き出す頃、、、一番手が枯れだす。

一番手は、茎の一番根元に位置するわけだから、水分も養分も優先的に取ってしまえばいいものを
あえて自分が枯れることによって、後ろの花たちを開花させようとしているその兄弟姉妹思いがスゴい。

まるで自殺因子アポトーシスをそのまま見ている感じがしてツラいな。
だから兄弟姉妹全員で一斉に咲くっていうのが見られないんですね。

桜やヒヤシンスのように一斉に咲いて一緒に散る、、、なんてのと違って

少しでも長い時間開花していようと選んだ戦略に感謝です。



P.S

さぁ次なる目的は、、、球根が残せるかなぁ。

フリージアの球根は、試験管サイズなので、ぜひ頑張ってみたいと思います。