2021年1月21日木曜日

古本屋思考

私は、たまに古本屋に行く。
 
本を古本屋に売る時には、
その買取価格の低さに呆れてしまうけれど、
そもそもの目的が部屋のスペース改善であれば、
ま、いいっか、と思ったりもする。
 
が、逆に買う際には、
この本、この値段で買えちゃうんだラッキー、
と衝動買いしてしまうことも多い。
 
その気持ちの変移に笑えてしまうね。
安く買い取っているから、安く売っていることぐらいわかってるワイ。
 
けれど、こうも思う。
古本屋の棚に並んでいる本達は、基本的には、
どこかで一度買われた経験があるはずで。
 
であれば、一回のお役目を果たした本達が
二回目の活躍を待って並んでいるのが古本屋だ。
 
ただ、次の読者との出会いを古本たちが静かに待っていると思うと、
すべての本が愛おしく思えてくる。
 
古本屋の棚の間を歩いていると、
古本達が、「我こそは次に選ばれたいぞ」と
密やかな熱い思いを感じてしまうのは、
私の妄想癖ゆえか?
 
いやぁ、なんだか古本屋って、
私はとても出会〇系サイトに思えてならないんだなぁ。
 
ははは。
 
 
 
P.S
 
しかし、買い取ってもらう時に、その安さに文句を言うのは
筋違いというモノであろう。
 
一回読んだ時点で、その本に支払ったお金に対価するものを得たはずで
それを売ることによって、少しでも回収しようとするのは、
本に対して、いや、作家に対しても何だか間違ってないか?
 
などとも思えたりもして。
 
古本屋、、、いろいろ考えると、、、
 
私には、なかなか興味のある存在であります。
 
 
 
 
AM 11:24:04