写真正面がスペイン広場である。
したがってここは、スペイン広場に続く道である。
路上にいろいろ店を広げ、何やら品質のわからぬ物品を並べて商売しているのは、どこの観光地でも似たりよったりであろう。
ただ、ここに2店を紹介しようと思った。
右側は、動く彫像である。
前の箱にチップを入れると、彫像のように動く。(彫像のように動くというのが何とも不思議な表現であるな。でも、彫像のように動くのである。)日本ではこの手のパフォーマンスは珍しいが海外ではよく見かける。されどとてもイタリアチックで思わずパシャリ。
左側は、たぶんチャイニーズ。
葉っぱを仕入れてきて(天然か?)、ペットボトルに水を入れて、葉っぱを折って虫などを作る。よく出来ていた。
どちらも葉っぱや衣装代だけで商売を始めるその行為が、改めて商売の原点の再確認と、そのたくましさを思い出した。
彼らがどこまでわらしべ長者となりうるのか?人生の折り返し地点を過ぎた自分も、彼らのような人種を見るにつけ、何かモチベーションを引き上げられる気がするものである。
P.S
私はアメリカなどでは、チップを投げつけるとそれまで止まっていた状態から、ピクッと動いて、コインをパシッて受け止める姿を楽しむことが時々ある。が、このイタリア彫像には、何か威厳があってそれをやる勇気が出てこなかった。
確かに周囲の笑いは受けるであろう。けれどそれと同程度の、いえそれ以上のヒンシュクも受けそうな気がしたのは、やはり遺跡の街中の所以であろう。
PM 09:40:44