2011年1月29日土曜日

手話の思い出

私は、貧乏学生だった。

仕送りのない学生は、勤労が最優先だったのだ。
 
けど、英語を学びたい、そう思って英会話学校の受付に行って、その授業料に驚いて、諦めてトボトボ帰ってきたのは、私の屈辱的な想い出だ。
 
そして、その時、思ったのだ。
英語の前に、すべての日本人とコミュニケーションを取れるようになろう!
 
そう思って、思いついたのが、「手話」であった。
何冊かの本を買って、勉強した。

その後、大学を卒業して、何年か経った時に、
フト新聞の募集記事に目が留まって、とある手話サークルに参加した。
 
初めてそのサークルに参加した時に、自己紹介の機会があった。
 
その時に、サークルの人が言った。
「手話が出来る人は、手話で自己紹介をしてみてください。」
 
私は、思った。
仮にも独学でも手話を勉強した人間である。
自己紹介も自分の名前ぐらいは指文字でやろうと。
 
で、自分の番が回ってきて、みんなの前に立ち、
自分なりに一生懸命手話で自己紹介をした。
 
自分では、それなりに出来たと思った。
が、次の瞬間、私は、谷底に落ちた。
 
私は、言われたのだ。
 
「手話として、わかりますが、全部手話が裏側ですよ。」
 
目からウロコである。
そうである。私は、書物で手話を独学をした。
が、その本の視点を私は勘違いしていたのだ。
相手から見るべき手話が、自分から見た手話と勘違いしていたのだ。
恥ずかしかった。穴があったら入りたかった。
 
が、同時に感じたのだ。
独学のその恐さを。

だから、その後は、私は独学は辞めた。
習得したきことは、やはり、外に勉強しに行くべきですよ。

あなたにもせめての私の提案です。かかるお金については
まずはとにかくとして、、、ですが。

 
P.S
しかし、逆にそれからは、お稽古ごとマニアになってしまった感がるなぁ。
 
なんでも、人に習って聞いて、発見して感心して、、、
 
そんな時が、結構幸せに感じます。
 
あなたにもお奨めしたいです。
 
写真は、今年のお正月作品。
 
ここの恥は、かき捨てで載せちゃうもん。
 
「心、水の如し」
 
 
 
PM 09:39:29