2004年8月23日月曜日

「抱き合うこと」への思い。

オリンピック真っ盛り。

勝つ人がいれば、そこには必ず負ける人がいて。
勝って喜びを共に分かち合う人もいれば、
その何倍も負けて悔しい人達が居る。

ある意味、とてもむごい大会のような気もします。

でも私のような、第三者的傍観者は、
さまざまなところで確かに感動をもたらせてくれるのも事実です。

そのひとつ、女子柔道、女子レスリング。

とても並みのオトコではかないそうもない女性が、
金メダルが決まって、ステージから降りた途端、
男性のコーチにもう思いっきり抱き付いて。

そこには、決していやらしさはなく、
恋愛感情でもなく、親子感情でもなく
むしろ、師弟感情に近いものかもしれません。
その行為自体は、言葉を超えたものを感じます。

けれど、赤ちゃんから、子供、大人に至るまで
この抱き合うという行為、とても不思議なものです。

強烈にうれしい時、強烈に悲しい時、
怖い時も、危ない時も、そうそう愛し合う時も。

もう言葉なんかでは表現できないで、その気持ちを表したい時に
人はとにかく抱き合います。

そして、抱き付く側と抱き付かれる側。
抱き付く側が得られる安堵感と
抱き付かれる側が得られるその安らぎと。
どちらがどうとではなく、双方が同時に同じ思いになることもあるでしょう。

それは、間違いなく、
人は一人で生きているのではないことを実感する瞬間のはずです。

人生、山あり谷あり。

あなたはその時、抱きつく相手が居ますか?
あなたはその時、抱きつかれる相手が居ますか?

あなたにとって大切な人は、身近に居るかもしれません。

そしていざという時に、それを新たに実感するものかもしれません。

抱き付きたい時に抱き付ける人がいる方へ、

その幸せを、いつまでも大切に。


P.S

抱き付きたい時に抱き付きたい相手がいない方へ、、、

とりあえず抱き枕でその感触を味わうというのもひとつの手かも?


PM 08:32:35