オリンピック真っ盛り。
勝つ人がいれば、そこには必ず負ける人がいて。
勝って喜びを共に分かち合う人もいれば、
その何倍も負けて悔しい人達が居る。
ある意味、とてもむごい大会のような気もします。
でも私のような、第三者的傍観者は、
さまざまなところで確かに感動をもたらせてくれるのも事実です。
そのひとつ、女子柔道、女子レスリング。
とても並みのオトコではかないそうもない女性が、
金メダルが決まって、ステージから降りた途端、
男性のコーチにもう思いっきり抱き付いて。
そこには、決していやらしさはなく、
恋愛感情でもなく、親子感情でもなく
むしろ、師弟感情に近いものかもしれません。
その行為自体は、言葉を超えたものを感じます。
けれど、赤ちゃんから、子供、大人に至るまで
この抱き合うという行為、とても不思議なものです。
強烈にうれしい時、強烈に悲しい時、
怖い時も、危ない時も、そうそう愛し合う時も。
もう言葉なんかでは表現できないで、その気持ちを表したい時に
人はとにかく抱き合います。
そして、抱き付く側と抱き付かれる側。
抱き付く側が得られる安堵感と
抱き付かれる側が得られるその安らぎと。
どちらがどうとではなく、双方が同時に同じ思いになることもあるでしょう。
それは、間違いなく、
人は一人で生きているのではないことを実感する瞬間のはずです。
人生、山あり谷あり。
あなたはその時、抱きつく相手が居ますか?
あなたはその時、抱きつかれる相手が居ますか?
あなたにとって大切な人は、身近に居るかもしれません。
そしていざという時に、それを新たに実感するものかもしれません。
抱き付きたい時に抱き付ける人がいる方へ、
その幸せを、いつまでも大切に。
P.S
抱き付きたい時に抱き付きたい相手がいない方へ、、、
とりあえず抱き枕でその感触を味わうというのもひとつの手かも?
PM 08:32:35