2005年2月12日土曜日

アビエーター

ハワード・ヒューズの伝記ものである。

貴方がデカプリオの熱烈なファンではなく、更に、ハワード・ヒューズなる人物を知らなければ、たぶんこの映画に興味を見出さないだろうし、観てもたぶん面白くないかもしれない。

(そもそも現在の日本人の何%がハワード・ヒューズという名前を知っているのであろう?うんにゃ、この映画のおかげでハワード・ヒューズの知名度はかなり上がったのかもしれない。)

されどこの映画、これだけお金をかけて、アカデミー賞を何部門か取るぐらいだから、ハワード・ヒューズなるものの米国での知名度はなんとなく想像できるというものである。

私のハワード・ヒューズとの出会いは、確か高校生であった。

某雑誌(記憶では、月刊プレーボーイだったような気が、、、)に特集が組まれていて、何気なくそこに目が留まり、妙に惹かれてしっかり読んだのである。

高校生の私は、ハワード・ヒューズなるものはアメリカンドリームの一種のようなものに感じられた。

でも、なんとなく違うような、ただ、それだけじゃないような、、、非常に消化不良なものとして、よくわからないものとして私のイメージのトラウマとなった。

そして、30年も経ち、この映画に出会った。

これを観れば、すっきり出来るのではないか、、、と見逃せない映画だった。

この映画が実際にどこまで現実に近いものかは、私には想像するしかない。

けれど、そうかぁ、、、こんなことをした人だったのかぁ、、、雑誌の記事よりもはるかに映画はわかりやすかった。

そうだよなぁ、お金持ちでもお金に困ることもあったんだろうなぁ。モてればモてたで女性との問題も起こるのであろう。夢を現実化するのは相当な覚悟と無鉄砲に近い行動力も必要だったはずだ、、、

今までの単なるアメドリのイメージから、かなり現実を想像するに至ったのは事実である。

そういう意味では、この映画、私は観てよかった。

でもね、更に冷静に考えると、ハワード・ヒューズをデカプリオなんかが演じているんだから、ストーリーはとにかく、私の中の映像的なイメージは、今までよりも曲げられてしまったんじゃないか、、、とも思えたりもするけど、まぁ、そこは映画なんだから仕方が無いねぇ。

この映画、貴方にとってお薦めかどうかといわれると、私は何とも良くわかりません。

ただ、夢を追いかけるのにくじけそうになっている人には、モチベーション復活のエッセンスが含まれていたかもしれませんね。

では。

P.S

でも、、、親の財産を引き継いだ2代目ドラ息子には、観てもらいたくない映画だと思いますね。

なんか、勘違いされると危険な予感、、、は、私の偏見?

では。


PM 08:59:23