2005年2月3日木曜日

ファインディング ニモ

我が家には、ディズニーファンがいて、フトこのオモチャが目にとまったのでニモについてちょっと書く。

まぁ、ディズニーアニメであるからして、完成度は非常に高い。ストーリー自体は、子供にもわかりやすく、お薦めといえよう。

魚を食べないサメなんかも出てきて、「じゃ、アンタ何食べてんの?」と聞きたくもなるが、まぁそれをこのアニメに問いかけるのは愚問であろう。

全編にわたって愛情とスリルとユーモアがたっぷりで、よくもまぁこんなにわかりやすい娯楽アニメが作れるものだなぁと、やはりディズニーアニメに感心してしまうのである。

世のお父さん達、一応見ておいた方がいいと思います。

では。

P.S

実は、本題はここからであったりもする。

実にこの写真のオモチャ、ニモ親子他が水槽に閉じ込められているオモチャである。

確かにかわいい置物ではあるのだけれど、本来この映画、人間が水槽に魚を飼う為に始まる悲劇のドラマである。

ニモ他の水槽からの決死の脱出劇の映画でもあるはずだ。

とすると、水槽にニモ親子たちを閉じ込めて、オモチャ化をするのは、何か映画のモチーフに対して間違ってやしないか?

ライセンスを許したディズニーも、メーカーであるトミーも、それを買ってくる人間も、結局この映画のモチーフは、見終わった途端に何も記憶に残らず、心に残らぬ映画である証拠なのかもしれない。

それを考えると素直にディズニーはこの映画が成功したとは思えないような気がするのは、私の屁理屈だろうか?

考えさせられるオモチャであり、考えさせられる映画であった。



PM 08:26:23