2005年7月11日月曜日
大地の塔
大地の塔「癒やし」不足?
こんな記事を見つけたので、
今回はあえて大地の塔について書く。
私は、「大地の塔」へは予約を取った。
時間がちょっと早く着いたので、脇にあるお土産ショップに入った。
そのショップには、「大地の塔」の企画である万華鏡がいっぱい並んで売られていた。
「何でいまさら万華鏡なの?」
私の正直な感想である。
万華鏡なんて、珍しくもないし、ハイテクでもなんでもない。
今からその巨大な万華鏡の塔に入っていくのだけれど、何か感動があるのだろうか?
塔に入る前、私の期待は、かなり小さかった。
さて入館である。
暗い長い通路を歩いていくと、やがて万華鏡内部に至る。
その大きさに「おー。」っと思ったけれど、やはりただの万華鏡である。
けれど、せっかく入ったんだもの、ちょっとゆっくり見ていくか、、、
そう思って、手すりに持たれて天井を見入った。
しかし、見ているうちにいろいろ頭に浮かぶことがあった。
まず、万華鏡は、本来覗くものである。
その中に入るなどということは、たぶん私の人生での貴重な体験なはずだ。
それに狭い塔のはずなのに、或る意味無限の広さの空間を感じさせてくれる。
天井は、何の変哲もないステンドガラスである。
けれど、何重にも重なったステンドガラスの層が、風力(?)で動きあい、
同じ絵柄は現われない。
実に私は、ただ、ボサーッと見ているだけでも、いつまで経っても飽きなかったのである。
そして、その時には、大きく癒された感じは受けなかったけれど、
今思うに、私はその時、とても癒され安らぎを感じていたような気がするのである。
私は、こう思うのである。
癒されていると感じる時だけが癒されているわけではない。
何も感じなくとも癒される時はあるのだ。
世は、忙しくなるばかりである。
世の中には、癒される時・場所を求める風潮もあるけれど、
何げない雰囲気の中でさえも癒される気持ちをが感じられるかどうかは、
こちら側の問題でもあるような気がするのである。
P.S
このパビリオンがお薦めかどうかは、あなた次第である。
けれど、狭い空間を広く見せ、小さなエネルギーで大きな情景変化をみせるこの企画は、
或る意味環境博っぽいな、とも感じた。
長い列に並ぶ割には大したことないな、、、
ただの万華鏡じゃん、、、
そんな感想も聞く。
まぁ、あなたはどんな感想が思い浮かぶか?
そんな楽しみで行ってみるのもいいかもしれない、、、です。
ちなみに写真下は、コンパニオンです。
おじさんにはとてもカッコよく感じられて撮らせてもらいました。
ちょっと夏場は暑そうでした。
PM 08:35:51