2005年7月5日火曜日

とても全部体を通り過ぎそうもないパスタ。

いやなに、イタリアンで食事中、突然プレゼント大会が始まった。
ホントに突然である。

「勝った人にすばらしいプレゼントがありま~す。
 は~い、立ってぇ。
 右手上に挙げてぇ~。」

# 大人の思考が働く間もなく、すばらしいプレゼントと聞けば、回りへの遠慮も何もない幼稚な中年である。

「ジャ~ン、ケ~ン、ポン!」

条件反射のように、思わずチョキを出した私。

が、なんと勝ってしまった。

「ヤァ~ッタァ~!!!!!!!!」

我を忘れてとにかく喜ぶ自分がかわいくもあり。

つかの間の勝利の雰囲気を味わった後、凡人の頭の中で次に働くのは、欲である。

何もらえるんだぁ?

「なんとプレゼントは、パスタ1年分で~す。」

「ヤァ~ッタァ~!!!!!!!!」

ちなみに私は、この人生で「○○1年分」などという懸賞に当たったことがない。

その想像できない物量に、少なくとも今後1年の運勢を全て使い果たしたに違いないと思いながらも、その膨大な量を想像して胸が膨らんだ。

やがて、目の前に紙袋が配られた。中を見るとパスタ5kgである。写真参照。

# いまいちサイズがわかりにくい撮影手法が失敗である。

ほぉ~、これが1年分かぁ。すげぇ~。と思いながら

「ありがとうございまぁ~す。」と、たぶん業務用と思われるそのパスタの袋を喜んで受け取って帰ってきたのであった。

まぁ、とうぶんパスタを買うことはないな、、、うん。


さて、家に戻って、冷静になると、なぜこれが1年分なんだろうと思ったりして計算してみる。

仮に1回の消費量を200gとする。すると25食分である。

なぁ~んだ、2週間に1食の計算かよ。たいしたことないなー。と思う。

しかし、このパスタ、封を開けてしまうと、虫がわこう、カビが生えよう、湿気よう、、、そう思うと、やはりなるべく早く食べないとなー。

じゃ、毎日夕食に食べるとどうなるんだ?

仮に毎日だから少なく見積もって1回の消費量を100gとすると、50日。

約2ヶ月かぁ。いっちょ頑張って食べてみるかぁ、、、と思ったりもして。

しばらく夕飯のメニューを考えなくてもよい日々がうれしくも、、、ねぇーよっ。

でも、せっかく当たったんだもん、ひとりで食べきってみせる!

そう心の中で誓ったりもするオトコらしい私である。

ゲップ。


P.S

でも、正直言うとさぁ。

1年間分もいらないからさぁ。

具もセットにして欲しかったよなぁ。

とことん冷静に戻った今、目の前の5kgのパスタを見ながらそう思うのである。



PM 03:32:32