かなり前のこと。
そう、まだロト6が始まったばかりの頃。
お酒を飲んでいたら、隣で飲んでいた知人から声をかけられた。
「オマエ、データ処理が好きだろ?
ロト6で何の番号を買ったら確率が高いか教えてくれ。」
そう言われて。
「あのね、ロト6は、まだ8回しかデータがないわけ。
そんなんで、どうやって解析するんだよ。」
めんどうなことに巻き込まれなくて良かったと思った。
が、その次の瞬間、彼はとんでもないことを私に言った。
「ナンバーズだったら、800回分のデータがあるぜ。」
「.......。」
酔いのせいである。
なぜか、データが見たくなった。
で、コンピュータに入れましたよ、800個のデータ。
そうしたら、やはり面白い結果が出た。
明らかによく当たる数字と当たらない数字があるのである。
で、そこから得られる周期や期待値を算出すると、
中期的には、確かに損しない番号があることを発見した。
まぁ、そこから得られる考察は、いっぱいあるのだけれど、
とても書ききれないので略。
そこで、せっかくだからしばらく買い続けてみよう。
そう思ったものの、毎週買い続けるのが面倒なために
家族のひとりに1万円を渡して、
とにかくこの番号を買い続けてよ。と頼んだ。
1回200円なので、1万円もあれば、50回分も買える。
当時は、まだ週に1回(だったかな?)だと1年分である。
きっと1年後には、いくらになっているだろう?
そんな楽しみを持った。
数ヶ月経って、私はもういい加減忘れてしまった頃、
その家族に言われた。
「ちっとも当たらないよ。面倒だからもう辞めようよ。
お金ももったいないよ。」
「うん、じゃぁいいよ。面倒なこと頼んでごめんね。」
まぁ、私のデータ解析もいい加減なものだ、と思ったものである。
が、、、実にそこから6週間以内にボックスが3回も当たった。
あ~、もうちょっと続けていればぁ、、、。
そんなちょっとだけ悔しい想い出を私は持っている。
P.S
その時のデータの総合的な考察を述べる。
宝くじといえどもよく当たる数字と当たらない数字が存在する。
# もちろん、この数字は、長い周期で移り変わるのだけれど。
それと同様に、運のいい人間と悪い人間もこの世の中に存在する事実。
きっと、我が家は、宝くじ的には、運の悪い位置に所属する家族なのだ。
やはり、素朴にしっかりマジメに働こうと、思ったのであった。
# きっと、人間の寿命が1000年もあれば、
# いつか運のいいラッキーな瞬間も訪れるのにね、たぶん。
それにしては、人間の寿命は短すぎるのであろう。