2020年12月12日土曜日

1917 命をかけた伝令

この手の戦争モノはあまり好きじゃないけれど、
評判が高かったので視聴に及びました。
 
物語は単純であって
この手のお話は似たようなものがありそうだけれど、
グイグイ画面に引き込まれていってしまうのは、
その情景のリアルさと緊張感でしょうか。

きっとカメラワークが何気に主人公目線でいてくれるのが
自分もそこに居るような感覚にとらわれるからのような気もします。

それにしても戦争ってのは、
戦っている前線の戦士たちにとっては、
生きるか死ぬかの目に遭いながらも
その戦いの意味なんて考えてられずにただ戦っている感が
実に虚しく哀しい。

この戦いについて言えば、
勝つために戦うのは、もはや生きる為生き残る為に戦うに等しく思えてしまうのは、
私の大きな間違いだろうか?

政治家たちや軍部の上が始めた戦争に、
ただただ翻弄させられる最前線戦士達の悲哀が痛く沁みる。


P.S

しかし、戦争映画について思うのは、
戦後近くに生まれた映画と戦後時間が経って作られた映画とは
どちらがリアルに近いのだろう。

戦後近くに生まれた方が記憶が新しい状態で作られてないか?

最近の映画は、CGを駆使して生々しくはなったけれど、
戦後世代が脚色したものになっていないか?

そんな思いも頭に浮かぶ。



AM 05:33:34