2023年3月2日木曜日

天地明察

安井算哲(渋川春海)の半生を描く。

彼は、江戸時代の前期の人間である。

当初は囲碁侍から始まり、算術の得意な彼は、やがて全国を歩き回り、各地の緯度経度を測定してまわる。

そして、歴の精度を求めて苦難の人生を送る。

しかし、、、その内容、スゴ過ぎでしょ。

江戸時代ですよ、まだ日本には、地動説が届いていなかったその時代に、
地球儀ならともかく、天球儀も作ったという。

江戸時代前期に天文台が作られていたことも初めて知った。

そもそも計算ツールは、そろばんしかない。
精度の高い時計があるわけでもなし、距離計だってなかっただろう。

そんな時代に北極星基準で緯度経度を測定するって、
その前提を揃えることすらすごいことだと思うんだがな。

更には、天体の動きを計算して月食・日食を予測するって、、
 
そんなすごかったんだぁ日本。

# と今更ながら、、、つくづく。

いやこの物語は、物語として楽しむ以前に、当時の日本の天文学の凄さを知る映画でありましょう。


 
P.S

2012年の映画だから、もう10年も前の作品になる。

主役の岡田准一カッコいいですね。
その女房役の宮崎あおいも良かった。

で、この5年後にリアルに結婚、、、かぁ、、、。

# って、結局下世話な話題しか思いつかない私の凡人の証明。