2023年3月18日土曜日

ダメなときほど運はたまる

ダメなときほど運はたまる
だれでも「運のいい人」になれる50のヒント

欽ちゃんの萩本欽一流哲学書である。

# 宗教本に近くないか?

ふとタイトルに惹かれて、古本で読んでみた。

なかなか評判が高そうである。
なにしろ“続ダメなときほど運はたまる”が出版されているようだし。

ただ、、、私にはイマイチ合わなかったな。

「ダメなときほど運はたまる」という考え方は私も好きだ。
何かうまくいっていない時に、それでも“運”が貯まっていると思えば、
それは、励ましにもなれば、救いにもなろう。

けれど更に進んで、自らの行為で“運”を貯めようとすること自体は、
ある程度のところを過ぎると、それはある種の“下心”につながっていってしまうようで、
その辺りから、どうも私は受け入れられなくなってしまった。

まぁ他者の考えを否定する気はないので、多くを語るつもりはない。

なるほど、と思わせてくれる部分も多い。
けれど、残念ながら私にはちょっと合わなかったな。

☆2つって感じですみません。


P.S

今回は、古本で読んでしまったのだけれど、
前に読んだ人が気に入ったところに線が引いてあったり、マーカーペンが引かれていたりしていた。

ふ~ん、こういうところが気に入ったのかぁ、と、それも面白おかしく楽しんでいたのだけれど、

全6章の構成のうち、第2章までで、第3章以降は、その印は見られなくなっていた。

その人は最後まで読んだのだろうか?

確かに2章辺りで終わっていたら、

私も良書として手元に残しておきたくなる本であったに違いないと思ったりもしているのだけれど。