2025年7月29日火曜日

ぼくの伯父さんの休暇

曲が有名(?)で、
そののどかな雰囲気はどんな映画なの?
と、選んだ一作。

1953年のフランス映画。
全編白黒である。が、最後の一瞬カラーだったのはDVDだから?

ジャンルは、コメディー。
ストーリーは、ない。

# と断言してしまう。

海辺の避暑地で他のバカンス客と共に過ごす数日間を描く。

主人公も含めて登場人物たちの楽天さ、無責任さ、軽薄さが笑いを誘う。

けど、、、

バカンスに来ているのに、仕事ばかりしている人間。
気持ちのいい海岸の避暑地なのに、ホテルのロビーでばかり過ごす人たち。

現代人の私としては、なかなか笑えなかったぞ。

それにその行為、ちょっとひどくない?無責任過ぎない?そんな風にも思ったことも多々。

何も登場人物たちに深い悪気はない。
何気ない普通の行為なのに、そこから招かれる意外な結果に笑うところなんだろうけどな。

でもバカンスの期間も終わり、全員が一斉に去る時、皆々の別れの挨拶がフランス的かも。

とても楽しかったことを伝えあい、来年もまたね、と。
そして、お互いの連絡先を交換し合うまでにも。

そんなこんなを垣間見ていると、なんだか自分って汚れているかも、と思わされたり。

おススメには至りませんが、映画ファンなら必須映画のような気もしました。


P.S

長さは、88分。

長いわけではありませんが、なんだか見ていてツラい、というか、イタいな、

と思ったことも隠さずに、書いておきます。

それは、時代の差ですかね、お国柄の差ですかね。

いや、私の個性かもしれませんが。