黒澤監督作品であります。
主演は、三船敏郎、志村喬。
戦後間もない頃の物語になる。
暑い夏、満員のバスの中ですられた拳銃を取り戻すべく奮闘する刑事の物語であります。
# ジャンルがサスペンスであれば、ネタバレを避けて、、、と。
拳銃をとられた若い警官の必死さに比べて、妙に軽いノリの上司や周囲。
様々なシーンにそういった明暗が描かれていれば、
過酷な戦争中と戦後の平和さを象徴していそうな気もして
黒澤作品であれば、そのいろいろなシーンでの示唆する内容が多そうで、
なかなか見ごたえのある作品でありました。
結局、タイトルの「野良犬」は一義的には犯人のことをいっているんだろうな。
同じ人間が、何の違いでその運命が分かれしまうのか、が問いかけられてる気が。
ただのサスペンスの中に、風刺や戦後の葛藤がたっぷり含まれていて
今観ると、現代において、どこまでそういったことが感じられるのか試されている気がしないでもないです。
P.S
しかし、戦後まだ間もない時代のシーンに、その現代との差に驚くばかりでありますが、
けど、戦後4年で日本もこんな映画が作れてたんだ、と思えたりしてしまうのは、
私の戦後の知識が無さ過ぎなんだろうな。
