結構シリアスだった。
遥か昔、私も放送局に出入りしていたこともあって、
この内部事情は、なんとなく笑えない。
そもそもテレビ番組なるもの、すべてが作りものである。
30分番組を30分で作っているわけではない。
30分番組を何時間もかけて作るのである。
収録であれば、失敗した部分は作り直すし、足りなかったものがあれば後から足す。
ライブであれば、ほとんどの番組は、充分なシナリオとカンペで乗り切る。
この映画のような途中で臨機応変に進行を変更するなんて、
余程のことがなければできないだろう。
そうやって番組は作られる。
さてこの映画、立てこもり事件に巻き込まれながら、
放送局側の内部事情を面白おかしく、テンテコ舞いな状況を映し出す。
確かに面白おかしく見てしまえば、それだけの楽しいお話だけれども、
ある種の苦労話と感じ取ってしまうと、
単なる面白さに到達する前に、妙にシリアスな話、、、
なんだか放送局側の言い訳っぽく見えてしまったのは私だけだろうか。
だから、コメディーにもなり切れず、シリアスな話にもなりきれず
極めて中途半端な映画になってしまったような、、、
豪華俳優陣を使いながら、イマイチな映画になってしまっているような気がしてならない。
P.S
製作会社は、フジテレビと東宝。
この映画は、朝のテレビのショー番組の視聴率低下を加速させないか?
というのが老婆心ならぬ老爺心である。
