2007年3月28日水曜日

エ・アロール それがどうしたの

年齢をとって元気でいるということは、
あなた自身のためでもあるとともに、
家族のため、そして杜会のためでもあるのです。

こんなことをいっては失礼かもしれませんが、
高齢になって元気でいられるということは、それだけみなの負担にならず、医療費もかからない、ということです。

さらにはっきりいわせてもらうと、
90、100歳と、高齢になればなられるほど、
風邪などひかれて、2、3日であっさりと亡くなられることが多いのです。

逆に、50代、60代などで患われると延々とベッドに横たわったまま、多額の医療費がかかる、ということになるのです。

現在、国民総医療費の3分の1に当たる10兆円のお金が、老人医療につかわれていますが、健康な高齢者が増えると、それが大幅に縮小できることは問違いありません

   「エ・アロール それがどうしたの」 渡辺淳一 より抜粋

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以上は、かなり生々しいセリフであるけれど、
小説自体は、もっとくだけた高齢者達の恋愛?小説であったりもする。

まぁ、青年とも老人とも言えない私には、なんとも複雑な思いがする小説ではあるけれど、
70、80歳になっても恋愛はある種の生きるエネルギーを与えてくれるのかもしれないなぁ。

定年を迎える団塊の世代の方々には、この小説はお奨めかな?
けれど、問題も多そうだなぁ、、、と、曖昧な感想で終わります。


P.S

しかし、、、人生、どうも異性に騙され続けている私としては、
老人になった時もまだ、異性に振り回されるようなことがあるのも
ちょっと人生疲れないっすか?、、、と思ったりもする私の暗い人生。

ぺっ。