最近残念に思う言葉がある。
「アベノマスクもう要らないよね。」
まぁ、他人の思いであれば、それをとにかく言うつもりはないけれど、
ことの発端は、世からマスクが消えたことにある。
そもそもマスクなるもの、日頃から中国からの輸入が多かったとも聞く。
そして、中国の輸出制限の為なのか、誰かの買い占めの為なのか、
巷からマスクが消えてしまった。
そして「マスクが手に入らない!」という世論のせいで
“アベノマスク”なるものが浮上した。
コロナがどういうモノなのかわからない、死者は徐々に増えてゆく、
国は大急ぎで手配することになった。
手配業者の問題、不良品の問題、その経費、配達の課題、、、
様々な問題点が指摘された。
私は、それら一つ一つの問題点をここで議論するつもりはない。
けれど、コトの発端は「マスクが手に入らない」という現実であったはずで。
ところが最近、マスクが世に出てきた。
それは、中国での需要が減ったから?中国での生産数が増えたから?
“アベノマスク”の配布で、買い占め業者が手放し始めたから?
私には、よくわかりません。
ただ、世から消えれば、「マスクがない」と大騒ぎし、
たとえ中国産でも手に入る状態になれば、
「もうアベノマスク要らなくね?」というセリフが口から出てくることに
あまりにもわがままで残念に感じてしまう。
また無条件に中国の手のひらに乗っかっている状態も残念でならない。
私には、中国人の友人がいるし、知り合いもいる。とてもまじめな人ばかりだし
別に中国産のマスクの是非論をするつもりもない。
けれど「アベノマスクもう要らないよね。」という言葉がとても残念な気がしてならない。
「じゃ、今更受け取った“アベノマスク”どうすればいいの?」
そんな質問には、私はこう答える。
例えば、地震の時の為に、緊急持ち出しバッグみたいなものを用意してるでしょ。
その中に入れておけばいい。そして、さらに言えば、私は
“このマスクがボロボロになるまで、もうマスクは欲しがりません。”
ってマジックで書いておくべきだとも思う。
そんなんじゃダメですか?
P.S
ただ、今度また有事が起きた際に、
そいうった準備すらしていない人たちがまた
「マスクが手に入らないっ。」
って右往左往することになるのかな。
であれば、それはそれで、また残念な気がするな。