2020年7月15日水曜日

ウインド・リバー

冒頭に、真実に基づく、、、と出てくるのだけれど、

どの部分が?全部?

哀しい物語である。

ネイティブアメリカンは、白人に土地を奪われ、
極寒の先住民保留地区に追いやられ、
そこでの事件は、闇になり易い。

多くの女性が消え、諦めるしかない世界。
本来、美しい自然の中でのそのギャップがつらい。
静謐なシーンの中で、その扱うモチーフが重さがつらい。

極寒というのは、走るだけで命を失ってしまうその現実さえも想像しがたい。
そして、その中で生きる人間の行動・葛藤、、、そして諦め。

それを闇と呼んで曖昧にしてしまっていいのだろうか、
そんな思いに捕らわれる。

真実に基づいた映画であれば、
少なくともそんな現実があるということを知っておくべきかもしれない。


P.S

なんだかんだ自由の国と言われているアメリカであっても
結局、押し込まれている結果となっている人間もかなり多そうな気がするのは
私だけでしょうか。