2022年11月17日木曜日

どぶ川学級

遥か昔、たぶん中学生の頃にリアルタイムで映画館で観た。

当時、チケットを自腹で買ったとは思えないので、 たぶん学校から配られたのであろうか。
それとも割引券か何かをもらったか。

中学生ではあったが、友達同士で観に行った記憶がある。

で、妙に記憶に残る映画となった。

パンフも買った。
上條恒彦の歌う歌詞も頭の中に貼り付いた。
中学生なりの感動と言えば簡単だけれど、それ以上のモノが私に食い込んだような気がする。

そして、半世紀が経って、フト探してみたらレンタルの中にあって、
思わず借りて鑑賞。

こちらも50年も経っていれば、観方が大人になっている。
中学生の頃には、きっと持ち合わせていなかったであろう労働組合へのイメージも、 “赤”と言われるそのイメージも、今となっては、私ながらのイメージを持っていれば、 多少50年前とは観方が違ってくる部分は、致し方ないであろう。

しかし、思う、感じる。

今、子ども食堂で勉強を教えている私の行動の原点は、きっとこの映画だ。

自分では、気が付いていないかもしれない、子供自身の欲求。
大人しか、気が付いていないかもしれない、今子供に必要なこと。

それらをなんとかしたいと思う私の気持ちの発現は、きっとこの映画の影響に違いない。

そんなことを再確認する映画であった。


P.S

中学生というある意味未熟な段階においての感動は、

きっと一生モノになることを、今また実感している。

そして、今回のこの映画鑑賞もまた終活のひとつである。