まぁ諏訪湖に行ったということになれば 、原田泰治美術館も外せない。
かつては、朝日新聞の日曜版で毎週懐かしい日本の原風景を楽しませてもらった。
それがとても好ましく思えたのだから、私も昭和の人間なんだろうな。
ただ、館内に流れる映像や資料を見て思うのは、
原田泰治の描く風景は、とても素朴で静かなのだけれど、
それを書くためにスケッチした時は、必ずしもそうではないということも知った。
# そりゃぁそうだろう、とも思う。
原田泰治がその現場に訪れれば、同行のスタッフもいれば人も集まるし騒がしくもなろうというものである。
そこから、原田泰治はエッセンスをすくい取り、静かな素朴な風景に仕立て上げているということ。
いやいやそれはそれでいいんだよ。
そのすくい取ったエッセンスから、作者本人がいない時の原風景を描いているのだから。
それにしても原田泰治の絵は、素朴で静かだ。
そして、なぜか懐かしい。
一枚の絵を部屋に飾っておけば、心静かになるのは間違いない。
P.S
原田泰治の絵には、老人や子供が描かれていることが多い。
私は、心の中で話かけたくなる。
その子供は、大きくなってどうしたのだろう。
住んでいた田舎を出ていってしまったり?
いつも働いているおばぁちゃん、たまには温泉に行ったりしてる?
どの絵に出てくる人物たちも、なんだか親戚のような気がしてならない。
原田泰治の絵には、老人や子供が描かれていることが多い。
私は、心の中で話かけたくなる。
その子供は、大きくなってどうしたのだろう。
住んでいた田舎を出ていってしまったり?
いつも働いているおばぁちゃん、たまには温泉に行ったりしてる?
どの絵に出てくる人物たちも、なんだか親戚のような気がしてならない。