2023年1月9日月曜日

セント・オブ・ウーマン 夢の香り

“セント・オブ・ウーマン”が“夢の香り”、、なの?

という最大の疑問点を残しつつ、鑑賞開始。

たまにTumblrで繰り返し流れてくるアル・パチーノとガブリエル・アンウォの踊るシーンがとても素敵で (下の写真)

極めて勝手に“イタリア版プリティーウーマン的なお話”?なんて

いささかオヤジ的な妙な期待をして鑑賞をし出したものの

# 全然違ってたな

主人公は老害的オヤジかよっ、と我が身につまされる内容で物語は坦々と進む。

けど、盲目で軍人であった過去に捕らわれながら、孤独に生きるオヤジは、

実になんとも哀しい。

# 明日は我が身か?感がハンパなかったりして

そして出会った若者も、またつまらぬことに巻き込まれ、つまらぬ選択に迷うことになる。

# ほんとにつまらん選択だよな。

# と言い切る辺りが、当方の老害化の傾向である。

しかし、彼らは、お互いを知り、やがて信頼しあい、

お互いの人生観を確かなものとして、また人生を始める再生の物語でもある。

終盤の大団円は、やはり気持ちが良いモノである。

おススメにするほどではないと思ったりするのであるが、

私は、観てよかった。

# でも老害になったらごめんなさい。

 
 
 
P.S

ダンスシーンは、とても良かったけれど、お相手の女性とはそれきりだったし、、、

そもそもタイトルと物語のイメージの乖離感を感じるのは私だけではあるまい。

しかし、原作名の“セント・オブ・ウーマン”には、百歩譲るとしても

そこに“夢の香り”ってサブタイトルを置くのは、どーもなー、、、。

# っていつまでこだわってんだよ。