図書室の海 恩田陸著
10篇の短編小説から成る一冊である。
なんでこの本を読んだかと言えば、この中に以前書いた「ピクニックの準備」が含まれているからでありました。
以前、「夜のピクニック」を読んだ。映画も観た。
そうしたら、その前日譚の「ピクニックの準備」があることを知った。
そのDVDもあることを知って、レンタルして観た。
「これ、原作と違うやろ。」と確信した。
で、原作を求めて、この一冊に至ったのである。
が、なんとも複雑な思いのする本であった。
10篇の短編小説は、30分もかからず読めそうな話がほとんどである。
それぞれに関係性はない。
が、あとがきにも書かれているように、すべてがまるで映画の予告編のような話ばかりなのである。
あるいは、作家の下書き集?的な、スピンアウト的な?
物語はどれも興味をひかれる筋書きなのであるが、その割にはなんとも短い。
# 乱暴に言えば、中途半端。
だから、読み終わっても「あ~面白かったぁ。」という感想に至らない。
むしろ「何だったの?」という感想の方が強くもある。
その消化不良的な内容に、なんとも本編が読みたくなってしまう。
が、全編に本編の原作があるわけでもない。
しかし感心するのは、いろいろなジャンルのお話が書けるものだなぁ、とつくづく。
まさに恩田陸ワールドを凝縮した一冊かもしれない。
10篇の短編小説から成る一冊である。
なんでこの本を読んだかと言えば、この中に以前書いた「ピクニックの準備」が含まれているからでありました。
以前、「夜のピクニック」を読んだ。映画も観た。
そうしたら、その前日譚の「ピクニックの準備」があることを知った。
そのDVDもあることを知って、レンタルして観た。
「これ、原作と違うやろ。」と確信した。
で、原作を求めて、この一冊に至ったのである。
が、なんとも複雑な思いのする本であった。
10篇の短編小説は、30分もかからず読めそうな話がほとんどである。
それぞれに関係性はない。
が、あとがきにも書かれているように、すべてがまるで映画の予告編のような話ばかりなのである。
あるいは、作家の下書き集?的な、スピンアウト的な?
物語はどれも興味をひかれる筋書きなのであるが、その割にはなんとも短い。
# 乱暴に言えば、中途半端。
だから、読み終わっても「あ~面白かったぁ。」という感想に至らない。
むしろ「何だったの?」という感想の方が強くもある。
その消化不良的な内容に、なんとも本編が読みたくなってしまう。
が、全編に本編の原作があるわけでもない。
しかし感心するのは、いろいろなジャンルのお話が書けるものだなぁ、とつくづく。
まさに恩田陸ワールドを凝縮した一冊かもしれない。
P.S
とんでもない本に出会ってしまったものだなぁ、とも思う。
このままじゃ、そのまま恩田陸ワールドに引きずり込まれそうな気がして。
ただでさえ読みたい本が多くて選択と集中に困っているのに、
また選択肢が増えちまったじゃんさー。
とんでもない本に出会ってしまったものだなぁ、とも思う。
このままじゃ、そのまま恩田陸ワールドに引きずり込まれそうな気がして。
ただでさえ読みたい本が多くて選択と集中に困っているのに、
また選択肢が増えちまったじゃんさー。