2023年2月12日日曜日

帰ってきたヒトラー

なんだかなー、、、
 
私はなんでこの映画の評価が高いのかがよくわからない側の人間である。

まぁ風刺映画ということであれば、面白おかしく観ればいいのさ、という気になれない。

コメディーとしてのシーンが、コメディーとしてまったく受け取れなかった。

物語は、ヒトラーがタイムワープしてくることから始まる。

ヒトラー自身も今の状態がよくわからない。

周りの人間は、彼が役者のモノマネだろうと信じて疑わない。

モノマネ役者と思って笑っている人もいれば
どうにも笑えない、嫌悪感に苛まれる人間も居たりする。

やがて彼の発する言動に、納得する人間も出てくる。

そして、ヒトラーの政治が生まれたのは、国民によるもの、、、

それを風刺として語りたかったのだろう。

が、それを私は楽しめなかった。

なんだか歴史があまりにも軽く扱われ過ぎている感がして。

そして、それが時代の流れとしてそのように扱われていくような気がして
怖くなったりもする。

彼が本物のヒトラーだとわかった人間が精神病院に入れられ、
ヒトラーは、現代の若者を集めて親衛隊を組織する、、、

そんな終わり方、、、楽しめないですよ。




P.S

ドイツ人には、この映画は面白かったのだろうか?

この映画が面白がれるほどに時代が変わっていっていることを実感する。