普通の人だった主人公がやがてだんだん強くなりヒーローとなる。
そんな物語は、いまや漫画の中ではデフォになってしまっているけれど、
その原点が、この「のらくろ」であろう。
孤児の野良犬“のらくろ”が犬の軍隊に入隊し
二等卒から、様々な活躍を経て、大尉に至って退役する。
その後は大陸に渡り、冒険を繰り返しながら、やがて掘っていた金鉱で懐かしい元連隊長と出会い
その元連隊長のもとで働く決意をするところで終わる。
# ウィキペディアによると、その後も紆余曲折を経て、
# 喫茶店の店主となり、結婚して所帯を持って
# 「もう野良犬ではない」というシーンで物語は完結するそうだ。
ちなみにこの本は、小さい頃、大正生まれの父が私に買ってくれたものである。
もちろん父は、自分の読んだ漫画を懐かしく思って買ったものであろうけれど、
当時でいうこの立身出世物語は、きっと私への教育も兼ねていたのだと思う。
小さい頃でありながらも何回も読んだ記憶がある。
今となっては、大きな感動があるものではない。
ただ、最後のシーン、、、
元連隊長が重役として“のらくろ”を採用しようとするが
“のらくろ”は、それを断り、現場の人夫として働きたい、と申し出るそのシーンは
良くも悪くも、きっと私の中に沁みこんでいるような気がするのです。
P.S
5cm以上もあるこの厚い本の表紙を開くと
その表紙の裏に父の手書きで、私の名前が書かれていたりする。
きっと、父の思い・記憶を子に伝えたかった一冊であるのは、間違いない。
そんな物語は、いまや漫画の中ではデフォになってしまっているけれど、
その原点が、この「のらくろ」であろう。
孤児の野良犬“のらくろ”が犬の軍隊に入隊し
二等卒から、様々な活躍を経て、大尉に至って退役する。
その後は大陸に渡り、冒険を繰り返しながら、やがて掘っていた金鉱で懐かしい元連隊長と出会い
その元連隊長のもとで働く決意をするところで終わる。
# ウィキペディアによると、その後も紆余曲折を経て、
# 喫茶店の店主となり、結婚して所帯を持って
# 「もう野良犬ではない」というシーンで物語は完結するそうだ。
ちなみにこの本は、小さい頃、大正生まれの父が私に買ってくれたものである。
もちろん父は、自分の読んだ漫画を懐かしく思って買ったものであろうけれど、
当時でいうこの立身出世物語は、きっと私への教育も兼ねていたのだと思う。
小さい頃でありながらも何回も読んだ記憶がある。
今となっては、大きな感動があるものではない。
ただ、最後のシーン、、、
元連隊長が重役として“のらくろ”を採用しようとするが
“のらくろ”は、それを断り、現場の人夫として働きたい、と申し出るそのシーンは
良くも悪くも、きっと私の中に沁みこんでいるような気がするのです。
P.S
5cm以上もあるこの厚い本の表紙を開くと
その表紙の裏に父の手書きで、私の名前が書かれていたりする。
きっと、父の思い・記憶を子に伝えたかった一冊であるのは、間違いない。