2023年10月10日火曜日

葉祥明 阿蘇高原絵本美術館

グーグルでマップを見ていると経路上に“葉祥明”なる文字が見えたので
なに?と思ったら葉祥明の美術館だった。


これは寄らずにパスするわけにはいかない、と入館。

そうかぁ、葉祥明って熊本の人だったのかぁ、
あの絵の原風景は阿蘇の高原だったのかぁ。

# きっと忘れていただけなのだろうけれど。

阿蘇の高原をリゾート開発から守ろうと美術館を作ったとかで、
展示館の他に2万坪のお庭があった。

ちょっと予定外の立ち寄りだったので、
ゆっくり庭を楽しむ時間はなかったのだけれど、
久しぶり葉祥明の絵に会えてよかった。

絵はがきを1枚買って、部屋のいつも目に留まるところに貼った。
葉祥明の絵は、私の青春時代を思い出させてくれる。




P.S

葉祥明の絵との出会いは、1970年代後半だ。

雑誌「詩とメルヘン」に掲載されてその絵を見た時は、
あ~なんて詩にあう絵なんだ、と思った。

素朴で美しく、けっしてそこに書かれている文章を邪魔しない絵。
いや、もっと文字を文章を引き立たせてくれる絵。

きっと絵心がない人間がまず最初に描こうとする絵。
そんな印象があった。

当時、詩を書くのが趣味だったけれど、
次目指すのは、こういった文章のバックグラウンドになりうる絵だな、
と密かに思い始めたものでありました。

そして、この人生で何度絵に挑戦したであろう。
けれど、未だ未達である。