2023年10月22日日曜日

遥かなる山の呼び声

この映画、もう何回観たことだろう。

最近テレビで現代版に再製作されて放映されているんだけれど、
やっぱちょっと、、、ね、と観るのを断念。

# だって、、、昭和の人間ですみません。

それにしてもこの映画、何回観ても泣かされる。

素朴な高倉健と倍賞千恵子のやりとりは、昭和の人間にはたまりません。

薄幸の男女の精一杯の行動がうれしくも哀しい。

なんて言うかなぁ、、、ホントに好きな映画は、あまりそれについて書けないな。

まぁ否定的な意見もあろう、所詮逃亡者、、、とか。
けれど、そこは小説でもあるわけで。

最後の最後まで昭和的なこの物語の
最後の数分のこの終わり方に、何度観ても泣かされてしまうのは、
まさに私が昭和人間の証なのかもしれない。


P.S

いつも、何度観ても思う。

事件を起こす前の健さんの夫婦の姿はどうだったんだろう、って。

嫁さんの借金の根源的な理由はなに?
結婚相手としては間違っていなかったの?

もっともそれらに問題がなければ、
この物語は派生しなかったのであろうけれど、
という矛盾にも苛まれたりする。

なかなか心苦しい物語でもある。