2024年2月4日日曜日

廃棄物処理場

月に一度の不燃物廃棄回収の日、雪が降った。

ちょっと大量の不燃物を回収所に出していたので、「あ~濡れちゃうなぁ。申し訳ないなぁ」と気が気でならなかった。

回収所が窓から見える場所なので、一日中気にしていたけれど、その日回収はされなかった。

「雪だったんだもんな、仕方がないよね。」

ところが次の日も回収されなかった。

「ん?この量に拒否されたか?」

まず感じたのは、自分の罪悪感だった。

「仕方がない、自分で持ち込むか。」

大量の廃棄物を車に載せて、とりあえず事業所へ。
で、手続きをしながら、尋ねてみた。

「やっぱり多過ぎたでしょうか?」

そして、その返事を聞いて愕然とした。

「回収日は、来週ですよ。」「へ?」

うちの町内の月に一度の回収日は、第4水曜日である。
ただ、この1月の最初の水曜日は、1月3日のお休みであった為、週の数え方が1週間後ろにずれたとのことで。

「年末年始の回収日のお知らせにはちゃんと書いてあったんですけどねぇ。」

如何せん1月も半月ほど経った時に、そんな紙は捨ててしまっている。

「昨日は、問い合わせの電話が多くて、、、。」

もう穴があったら入りたかった。

さてもうここまで来たら、このまま押し進もうと決めた。

廃棄物の内容は、タイルだったので、破砕できないものの為に、そのまま埋め立て場へと指示され、
車で1時間チョイの道のりを行ってきました。

山の中、関係者立入禁止区域に入り込み、山を上がる上がる。
すると車両重量測定所があり、そこで車ごと重量を測定。

で、更にまた1kmほど上に上ると広大な廃棄場が。
担当の人が待っていてくれて、車から廃棄物を取り出してくれて。

いやなに、その広大さにビックリ。それに眺めにも。
かなり上ってきたんだろうか、遥か向こうに雪を戴いた山々が見える。

しかしこうも広いと、自分の持ってきた廃棄物が些細なものに錯覚してしまうからダメです。

「一応、あと30年分ぐらいはここで処理できそうな計画ですが、少しでも減らす努力をしています。

 ちなみにあそこのゴミの山は、年末の大火事の焼け残りで。」

いろいろ説明を聞きながら、あ~世の中には、こういった仕事や場所があるのだなぁ、とつくづく感じた次第。

更に帰ってきて、今日行ってきた処理場のサイトを見てみた。

単に埋めるだけじゃなくて、埋めるための処理が山中に施されていることとその規模の大きさにビックリ。

すごく勉強になりました。




P.S

山から掘り出した材料で生活物質を作り、人工的に加工した物を使い終わったらそれをまた山に埋める、、、。

放射性廃棄物じゃなくったって、

人類のこんな営みって、いつまでも続けられるものなの?