広島で被爆した子供たちの手記集
「原爆の子~広島の少年少女のうったえ」を原作としている。
公開は、1953年。
# 終戦から8年しか経っていない。
まだ戦後間もない記憶が生々しい時に、その惨状をリアルに再現しようと試みている。
冒頭に流れる出演者のクレジットに、有名俳優の前に最初に
「被爆者、労働組合、園児、児童、生徒、学生、PTA、一般市民、延べ88,500余人」
と出てくるのが印象的だ。
ところがこの映画、そのリアルさゆえに、大手映画会社が配給を拒否。
その理由は、いくつかあるが、やはりあまりにも戦後間もなかった時期でのことであろう。
試写会や広島での上映にはこぎつけたものの、
全国での放映はされることなく「幻の映画」となった。
その後、リバイバルをされたのは21世紀になってからのことだった。
# 更に、詳しくは、Wikiででも。
さてその内容は、、、確かに生々しい。
今まで、被爆された市中の状況を絵画や写真で見たことはあったが
実写動画として、そして、その中にあった悲劇を目の当たりに見るのは、やはりツラい。
何とか生き残ったものの、やはりその場で力尽きて倒れていく者の数はきっと想像が及ばない。
そして、そのすべてに、悲劇な状況、物語がある。
更に、死ななかった者も、身体に残る被爆の影響に苛まれ、
やがて、苦しみながらも数年の後に、死をむかえる者もいる。
こんなのを見たら、核を使う気にはならないだろう、きっと普通はそう思う。
# けれど、核はまだ増え続けている人類の哀しさってなんだろう?
もはや、反戦映画とか、記録映画とか、そんな表現を越えて、
人類が一度は観ておくべき映画のような気がするんだがな。
P.S
不謹慎なことかもしれないが、
こんな思いをするぐらいなら、爆心地で一瞬で死んでしまった方がいい。
そんな思いにもなる。
けれど、残念ながら、きっと貴方もそう感じると思います。
