観終わっての最終的な感想は、、、
私には合わなかった。
この極度な青臭さに、イラダチが残った。
# 私は、この主人公に文句タラタラである。
人生、一度は、思春期があるものだ。
その時に、何を感じ、今後をどう生きてくかを、
普通は若いなりにも模索するものだ。
何も感じない者もいよう、
大きな大志を抱く者もいよう、
人生を諦めがちに思う若者だっている。
けれど、とにかく生きていかなければならぬのだ。
こんな生き方を思いついた主人公は、
どんな逆境に生きてきたのだろうか?
成績も良く、お金にも恵まれていた。
家庭に問題があったとしても、
そんなことは、別に珍しいことじゃない。
青臭い(あへて明言する)この主人公は、
世の全てを捨てて、自然(野生?)に戻ろうとする。
バッグパッカーになり、アラスカを目指す。
そして、いろいろな人に出会う。
みんな真剣に生きている人ばかりだ。
いくら勉強が出来ても、彼は、
そこから得るものはなかったのだろうか?
野生を目指すといいながらも、
結局は、人工的な廃バスを住みかとする自分の矛盾に
そこからさえも何も気がつかなかったのだろうか?
けれど結果的に、彼は気付いた。
人生の大切なものに。
しかし、大自然は、もはや彼を人間の世界に戻すことを拒んだ。
でも、私は思うのだ。
彼がもし、人間界に戻れたとしたら、私は、それこそ、
彼は道楽の極みを経験したに過ぎなかったのだ、、、とも。
彼を、純粋だ、評する人もいよう。
けれど、私は、
気付くべきものに気付かず、学ぶべきものから学べなかった
極端に青臭い人間の行き着く末の物語にしか思えなかったのだ。
# そんな感想を書くと、私も変人扱いされるだろうなぁ。
映画としては、良く出来ていると思った。
自然は美しいし、世の中は、やはり捨てたものではない。
そんな想いにも浸った。
主人公を演じる彼の痩せぶりもアッパレだ。
けど
お奨めな映画かどうかは、あえて書かない。
P.S
映画を観終わった後、
無性に肉が食べたくなった。
おいしいものが食べたくなった。
それが手に入る今のこの自分が、
彼の分まで味わってやろうと思った。
# やっぱひねくれているかなぁ、、、ワ、タ、シ。
私も独身の頃、幾度もバックパッカーの経験がある。
寝袋を持ち、宿のあてもなく、歩き続けた経験がある。
けれど、いつも誰からか声がかかった。
見も知らぬ人々にお世話になった。
「オマエ、こんな時間にこんなとこ歩いてて、
どこ行くんだよー? 乗ってくかぁー?」
出会う人は、誰もが優しかった。
「今日、一緒にその辺の旅館に泊まらんかい?
その方がお互い安いだろ。」
人は、まず相手を信じてみなければならないことの大切さ。
「乗っていきますか?」
若い女性だけの二人連れのレンタカーに
同乗させてもらえたこともあった。
信じてもらえることの大切さ、うれしさ。
バックパックすることは、ある意味、現状からの離脱だ。
そして、その世界で、
忘れてしまった何かを得なければならないのだ。
けれどその時、いつも気付かなければ、いけないことは、
その世界といつもの自分の世界は、
いつも確かにつながって存在しているということ。
どんな世界もひとつの同じ世界であるということを。
そして、それがしっかりわかった時、
私は、バッグパッカーを卒業した。
