2008年12月1日月曜日

イントゥ・ザ・ワイルド

評判が高そうだったので、再び訪れた2週間限定の上映での鑑賞。

観終わっての最終的な感想は、、、

私には合わなかった。

この極度な青臭さに、イラダチが残った。

# 私は、この主人公に文句タラタラである。

人生、一度は、思春期があるものだ。

その時に、何を感じ、今後をどう生きてくかを、

普通は若いなりにも模索するものだ。

何も感じない者もいよう、

 大きな大志を抱く者もいよう、

  人生を諦めがちに思う若者だっている。

けれど、とにかく生きていかなければならぬのだ。

こんな生き方を思いついた主人公は、

どんな逆境に生きてきたのだろうか?

成績も良く、お金にも恵まれていた。

家庭に問題があったとしても、

そんなことは、別に珍しいことじゃない。

青臭い(あへて明言する)この主人公は、

世の全てを捨てて、自然(野生?)に戻ろうとする。

バッグパッカーになり、アラスカを目指す。

そして、いろいろな人に出会う。

みんな真剣に生きている人ばかりだ。

いくら勉強が出来ても、彼は、

そこから得るものはなかったのだろうか?

野生を目指すといいながらも、

結局は、人工的な廃バスを住みかとする自分の矛盾に

そこからさえも何も気がつかなかったのだろうか?

けれど結果的に、彼は気付いた。

 人生の大切なものに。

しかし、大自然は、もはや彼を人間の世界に戻すことを拒んだ。

でも、私は思うのだ。

彼がもし、人間界に戻れたとしたら、私は、それこそ、

彼は道楽の極みを経験したに過ぎなかったのだ、、、とも。

彼を、純粋だ、評する人もいよう。

けれど、私は、

気付くべきものに気付かず、学ぶべきものから学べなかった

極端に青臭い人間の行き着く末の物語にしか思えなかったのだ。

# そんな感想を書くと、私も変人扱いされるだろうなぁ。

映画としては、良く出来ていると思った。

自然は美しいし、世の中は、やはり捨てたものではない。

そんな想いにも浸った。

主人公を演じる彼の痩せぶりもアッパレだ。

けど

お奨めな映画かどうかは、あえて書かない。



P.S

映画を観終わった後、

無性に肉が食べたくなった。

おいしいものが食べたくなった。

それが手に入る今のこの自分が、

彼の分まで味わってやろうと思った。

# やっぱひねくれているかなぁ、、、ワ、タ、シ。

私も独身の頃、幾度もバックパッカーの経験がある。

寝袋を持ち、宿のあてもなく、歩き続けた経験がある。

けれど、いつも誰からか声がかかった。

見も知らぬ人々にお世話になった。

「オマエ、こんな時間にこんなとこ歩いてて、

 どこ行くんだよー? 乗ってくかぁー?」

出会う人は、誰もが優しかった。

「今日、一緒にその辺の旅館に泊まらんかい?

 その方がお互い安いだろ。」

人は、まず相手を信じてみなければならないことの大切さ。

「乗っていきますか?」

若い女性だけの二人連れのレンタカーに

同乗させてもらえたこともあった。

信じてもらえることの大切さ、うれしさ。

バックパックすることは、ある意味、現状からの離脱だ。

そして、その世界で、

忘れてしまった何かを得なければならないのだ。

けれどその時、いつも気付かなければ、いけないことは、

その世界といつもの自分の世界は、

いつも確かにつながって存在しているということ。

どんな世界もひとつの同じ世界であるということを。

そして、それがしっかりわかった時、

私は、バッグパッカーを卒業した。