私の愛読番組である。
「100分de名著」。
番組コンセプトは、
「定年後世代に、昔読めなかった名著を25分×月4回の100分で紹介」
だそうである。
そもそも名著が100分に圧縮されているわけで、
この番組についていえば、先日映画のことで書いたように
内容だけの確認であれば、倍速で観るか?なんてことにはならないかな。
いえいえ、この番組を見て、今一度読みたくなる番組なのであります。
したがって、まず毎週録画のセットはしてあるものの
ちゃんと観ようとすると、なかなか気軽に観始められない。
従って、私のレコーダーには、過去のモノが溜まり気味だったりする。
観る気になれば、映画一本よりも短いわけだから、
気軽に観られるはずなのにね。
そもそも、オンエアの時間に帰宅していないことがいけないな。
# って、なに長々言い訳してんだよ。
しかし、この番組を見ていると、本当に昔読んだ本を読み返したくなる。
# 読んだことないタイトルの方が圧倒的に多いんですけどね。
そういうことが書かれていた本なの?
そういうことに気付かなきゃいけなかったの?
眼からウロコの内容が多い。
しかし、なにも定年を待たなくったっていいのである。
是非、若者にも観てもらいたい番組である。
P.S
ふと思い出すことがある。
そう中学生になったばかりの頃、
学内の購買部に並んでいた純文学の棚を見ながら
片っ端から読んでやるか、と始めた時
最初の一冊目は、「吾輩は猫である」だった。
その長々と続く小説に、なんでこんなものが名作なんだろう。
素直にそう思った記憶がある。
今から思えば、読む時期がきっと早過ぎたんじゃないか?
そんな思いが強い。
人生の終末期までに、もう一回読んでみないといかんかな。
そんな思いも、この番組はもたらせてくれている。
AM 11:00:22