2021年8月17日火曜日

地上波テレビ映画における悲哀

たまに、
「今晩テレビで映画の○○○やるよ。」
という声を耳にする。
私は、へぇ~、という思いが頭に浮かぶ。
そして、不謹慎にも誰か有名人が亡くなったのか?とも思う。
「もうすぐ□□□が映画館で始まるからねー。」
ということを聞いて、なるほど、と思い返す。
 
もう既に、観たことある映画であれば、
まぁチラチラ観るかぁ、という思いになることもある。
けれど、まだ観ていない映画には、私は手を付けない。
テレビの映画は、あまりにも哀しい。
 
まずは、CMの割り込み。
テレビがスポンサーに配慮するのは当然としても
ここにCM入れるか―、と思うことも実に多い。
 
更には、尺に合わせたカット編集。
そりゃぁ枠が2時間しかなければ
CM分を差し引けば、100分ぐらいの枠に入れなきゃいけない。
どのカットを切るか、、、
切っても切ってもまだ切り足りない、、、
編集スタッフで試行錯誤してるシーンを想像してしまう。
もう、そんな時は、ただただその担当者が
その映画好きであることを祈るしかない。
だって、「あれ?あのシーンは?」なんてことも
たまにあるもん。
 
まぁ、それでも、製作側は目的を達することはできるんだろうな。
多くのクレームを背にしながらも。
とても私にはできない仕事であるな。と、つくづく思います。
 
最近増えてきたいわゆる“ノーカット”というのは、
視聴者の為?クレームに疲れた?、、、なんてね。
 
P.S
だから、まだ観てない映画がテレビで放映されると、世の中の話題についていこうとわざわざDVDを借りてきたりする、いわゆる嘆かわしいジジイだったりする。
 
けど、最近、減りましたよね?映画枠。
とても残念です。
 
 
AM 10:05:45