2022年9月16日金曜日

理系と文系

 
数学が身に付いていても、あまり役立つことはないかもしれないが、

数学が身に付いていないヤツは、役に立たない。

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ネットで流れてきて
言い得て妙、と思わず笑ってしまった。

# 世の全文系人を敵に回したなぁ。(笑)

まぁ、この戯言は、とある立場での役に立つか立たないかが基準なので、
それですべての価値観・世界観を否定しているわけではなかろう。

けど、“言い得て妙”と思えてしまった私もある意味同じ戦犯かもしれないな。

昔、学生と接していた頃、必ず学生ひとりひとりに尋ねたものである。

「好きな科目と得意な科目ってなに?」

# 受験生に対する得意な科目というのは、良い点が取れる科目という意味である。

まぁだいたいそれらの科目は一致していることが多い。
が、良い点が取れなくても、好きな科目があるのなら、
その学生の前では、その科目に関連した話題を積極的にしようという思いからそんなことを聞いた。

そして、その後、もうひとつ尋ねた。

「じゃぁ、嫌いな科目はなに?」

そこで「数学」と応える子が、残念ながら一定数居る。

まぁ、嫌いだからといっても頑張って数学に取り組む子もいれば、
潜在的に“数学”が体質に合わない子もいれば 、
その時点で文系と理系が分かれていくのだろうな、と思ったりもする。

誰かも言っていた。

「理系は文系のこともわかるが、文系は理系のことがわからない。」

だから、文系と理系の違いは、
理系思考が受け止められる人間かそうじゃないかで分かれていく気がするんだな。

まぁ、理系と文系の是非論を展開する気は全くない。
人間、みんな違って、みんないい。
私もそう思うから。

いや、遥か昔、まだ私が就職したばかりの時のこと、
かなり年上の有名大学文学部卒のオジサン社員からこう尋ねられたことがある。

「0と1とANDとORとで、どうしてコンピュータは計算が出来るの?」

残念ながら、それを立ち話で説明するのは、
そこに至るまでのバックグラウンドの知識があまりにも必要で、
そのまま話が続けられなくて無念でありました。

けど、、、だから、、、上記の文を私はこう書き直したいです。

「理系は文系のこともわかるが、理系に興味を持っている文系もいる。」

まぁ、理系とか文系とか、そんな区別なんかは、私は“ど~でもいい”と思うんですけどね。

ただ、どちらにしても“ロジカルな思考”だけは、
持ち合わせているべきだと思うのですが。


P.S

NHKの番組で「笑わない数学」という番組がある。
有名な難解な理論をお笑いのMCが説明してゆく番組であります。

結構私は楽しんで見てますが、いつも感じていることは、
 
「もうちょっと突っ込んで説明してもらいたいな。じゃないと消化不良でしょ。」
 
そう感じる私は、明らかに理系なんだろうな。

文系は、、、そもそもこの番組を見ないか。
 
まぁ、理系でも、こういう番組は面倒と思う人もかなり居そうではありますが、、、ね。