2022年9月24日土曜日

ハナミズキ

この「ハナミズキ」一青窈の曲が好きだったので、とりあえず観ておくか、と。

もう10年以上前の作品なんですね。

新垣結衣、生田斗真のラブストーリーであれば、まぁロマンチックさにハズレはなかろう、と。

が、ロマンチックさの前に、いろいろ思うことが有り過ぎでしょ。

そもそも、北海道のこの二人、高校生時代にめぐり会うものの、人生の目指すベクトルが全く違う。

そんな二人が恋愛に落ち、遠距離恋愛に進んだとしても 、そのベクトルを持ち続けたままじゃ、恋愛成就することはなさそうでしょ。

で、やっぱり二人の距離感はどんどん離れていってしまう。

確かに先が読めないという意味では、面白かった。

が、あえてぶっ飛ばして考察すれば、
二人は、自分の大切な何かを失って、喪失感に陥って、再びめぐり会うことになる。

そこまでが10年。

ごめんね、歳取った私にとっては、10年という時の長さは極めて短い。

確かにこの二人は、その10年間の間にあまりにもいろいろ有ったのはわかる。

けれど、この最後のシーンに落ち着くには、ちょっと早過ぎないか?とも思ったりもしてしまうから

私はきっと老害である。

そもそもこの二人は、この最後のシーンから、今後どのように進んでいくの?

まだまだ人生は長い、のに、このロマンチックな終わり方は、早過ぎない?

そう思えてしまって、すみません。


P.S

うん、間違いなく私は老害の要素を持っているな、を実感した映画である。