小説家と思ったら、エッセイだった。
原田マハの気軽な旅(出張旅も含む)・食べもの・美術などなどなど日記のような。
軽い短編の集まりの一冊なんだけれど、文がうまいから読んでいても軽く楽しい。
そんな自称フーテンの行動力も仕事ぶりもやはりちょっと違うわね。
なかなかいいなと思いながらも、凡人には、なかなかマネできないぞ感は否めない。
決してセレブ感は感じさせない文体なのだけれど、いやこれきっとセレブでしょ。
# ひがむなよ、くやしがるなよ、→ 凡人の私。
いやいや、簡単に手に入らない体験談だから本にもなるし、読んでて楽しいのでしょうが。
この本を読みながら、何気にフトどっか行ってみようかな、と思えるのは私だけではあるまいし。
確かに原田マハの小説のベースには、こういうことがたくさんあるのだろうなぁ、とつくづく感心した一冊でありました。
P.S
いつも目に留まる場所に未読の本の山がある。
その中に原田マハの小説が3冊も。
まだまだ原田マハ推しは続きそうだな。