私の息子は、今年成人式を迎える。
なんだか成人になったからといって、何が変わるかよくわからないけど、、、さ。
ちなみに息子の誕生日は、1月9日である。
したがって、息子は今、人生の一番稼ぎどころの時期を迎えている。
私が親類から預かってきた様々なものをひとつひとつ解説しながら渡す。
これが○○さんからのお年玉、○○さんからの成人式のお祝い、、、。
1年中の祝い事をいっせと稼ぎまくって大学のある岡山に戻っていくのであろう。
ひととおり説明しながら渡した後で、息子は、私に向かって言う。
「で、オヤジのは?」
「、、、、、、、。」
「お年玉は? 成人式の祝いはくれそうか? 誕生日の分は?」
私のはかなき抵抗の一声は、
「あれ?毎年お年玉って上げていたっけ?」
「くれてた。」
日頃の愛情は、突然として仇になる。
「成人式のお祝いって、内祝い出さなきゃいけないんだよねー。」
親としては、情けない一言である。捨て身の一言である。
「じゃ、これで、、、」と、息子はその中にひとつをとって私に渡そうとする。
「あほぅ、そんなもん意地でも受けとれっかー!」
まさしく意地以外のなにものでもない。親の全権をかけての捨てゼリフである。
しかし、ボーナスもまともに出なかった父としては、金利が無金利なら、ちょっと息子から借りたい父であったりもする。
あー、何か自分の恥を書いちまったなぁ。
新年早々、自己嫌悪の私である。
P.S
話題の中にクリスマスプレゼントの話題は出てこなかったな。
逃げ切れた!
PM 08:09:28