2006年7月16日日曜日

なごり雪

冒頭から、この映画を鑑賞するにあたっての注意を。
 
「なごり雪」と聞けば、多くの方がイルカを思い浮かべるでありましょう。
けれど、この映画を観る時には、イルカを思い出してはいけません。
まず、これがポイントです。
 
さて、映画についてです。
まず、役者さんたちのセリフの棒読みにとらわれてはいけません。
それを乗り越える必要があります。
 
が、それを乗り越えますと、実に味わいのある映画のような気がしました。
美しい風景、懐かしい風景、そして、古き良き人情。
そういったものを彷彿とさせてくれる映画です。
 
決して、ハッピーエンドではありません。
けれど、人生とはこういうものなのだ。
現実とは、こういうものなのだ。
そんなことをさりげなく教えてくれるような気がします。 
ある程度、歳を召された方ではないと、そういった余裕のある観方は出来ないかもしれませんが。
 
この映画が貴方にとってお奨めかどうかは、皆目見当がつきません。
貴方の過ごしてきた人生によって、この映画に対する判断は大きく異なるような気もします。
 
ハリウッド映画に食傷気味の方には、お奨めかも?
 
 
P.S
映画を観終わって、私は、井上陽水の曲がフト思い出されました。
 
    人生が二度あれば、、、
 
 

PM 10:39:03