2006年7月2日日曜日

小さな花

むかえの駐車場の端っこに
小さな花が咲いた。
 
車の出入りが多いのに、
ちょうどそれを避けて、
やっとここまで育って、
可愛い可愛い花を咲かせた。
 
大きく育てば、きっと踏まれる。
その花は、そんな過酷な未来を知っているだろうか?
 
せっかくここまで育ったのだもの。
せっかくこんなにきれいに咲いたのだもの。
 
せめてそれに気づいた私は、
何とかして彼女が生きていた証を
残してやりたいと思った。
 
誰も見ていないブログだろうと、
その姿をいつまでも残してやりたいと思って
写真を撮った。
 
 
P.S
二日後、彼女は、天に昇った。
 

 

PM 08:41:22