何とも苦しい映画である。
が、その苦しさを軽減しているのか、表現し切れていないのか、
そこがよくわからない映画なのだけれど、、、
けれど、これは実話なのだから、やはり苦しい。
あえてネタバレを書く。
突然の病に倒れ、耳も聞こえ、頭もしっかりしているのだけれど、
左の目しか見えず、瞬(まばた)きこそ出来るのだけれど、
その他、すべての体が植物状態になってしまった男のお話なのである。
# 思い出すのは、30年以上前の「ジョニーは戦場へ行った」である。
けれど、彼は、左目の瞬きのみを使って、本を書く。
まぁ、ネタバレはこの辺までとして。
どうやって本を書いたのかは、、、、、、映画でどうぞ。
けれど、、、モールスでも憶えた方が、良かったんじゃない?
# というのは、勝手な私の軽い感想である。
しかし、こういう話を聞くたびに思うのだ。
私の父の最後の最後は喉に穴をあけられ人工呼吸器で生かされていた。
口を開け、眼を閉じ、ひたすらただ生きていた。
そんな時も、耳は聞こえたいたのかもしれない。
頭の中ははっきりしていたのかもしれない。
そう考えると、最後の私の決断は、余りにもひどいものだったのかもしれない。
けれど、私は後悔しない。
それは、私の役目であったのだ。
いかん、今日は、大きく話がそれてしまった。
この映画にあなたが感動できるかどうかは、
あなたの人生のバックグラウンドを知らないと、わかりません。
P.S
きっと、私の父と同じ体験をする日も近くなってきた。
きっと、明日は我が身であろう。