2021年9月20日月曜日

決算!忠臣蔵

あやぁ~おもしろかった。
# けど、評価が大きく分かれるだろうなぁ。
 
ストーリーは忠臣蔵で、吉良上野介を討ち入るまでの
それにかかる会計の物語であります。

# 忠臣蔵そのものの物語を期待すると
# 大きく外れます。
# けど、忠臣蔵をそれなりに知っている人にとっては、そのサイドストーリーとしては、実に面白いと思います。
# ちょっとコメディーっぽいのが良いのか悪いのか、、、ですが。
 
史実はどうかは別にして、
確かにそうだよな、と思わされるシーンが実に多かった。
 
現代でもあろう現場人間と会計人間の戦い。
雰囲気に引きずられがちな仕方がない判断。
さまざまな場面での本音と建前の葛藤が実に私も理解できる。
 
お城がひとつお取り潰しになり、
とりあえず武士全員に退職金を渡し
お家の再建の希望を寄せてれば、そりゃ会計は難しい。
 
それにつくづく思うのは、
多くの武士が江戸に移動するだけでも
そりゃ何日もかかれば、かなりのお金が必要だ。
 
あれやこれや、何をするにもお金がかかる。
それに無駄になってしまう支出を目の当たりにすれば、
なんとも世情の哀しさよ。
などなどなど、、、書き出すとキリがないな。
 
でもって、討ち入りのシーンは殆どなし。
いやぁ、私のような忠臣蔵大好き人間は、
とりあえずこの映画の鑑賞は絶対必要です。
実に狭いターゲット層に向けての超おススメ映画です。
 
# というのが私の感想。
 
P.S
私の忠臣蔵との出会いは、「わんわん忠臣蔵」である。
小学生低学年だった私は、
その忠臣蔵の意味は全く分からなかったけれど、
強烈なトラウマとなっているのは事実である。
 
やがて、忠臣蔵の内容を知り、
まぁ、NHKの大河ドラマを見続けているだけで、
忠臣蔵の物語は2~3回は観てるから、それなりに詳しくなろうというものである。
歌舞伎でも何回か観てるしね。
 
# 昔、面白ゼミナールなる番組があって、
# そこでの忠臣蔵特集の時はショックを受けたなぁ。
 
まぁ、忠臣蔵の物語が日本人(?)の心をくすぐる内容であれば、
その物語は、実に心地よい。
 
けれど、そんな物語のウラ知識を更に補完してくれたこの映画は、
実に観て良かった、というのが私の思いであります、はい。
 
 
AM 10:07:55