2022年4月29日金曜日

アラバマ物語

レンタルショップでいつも目にして気になっていた一本。

タイトルの知名度は、私の中でも高くて、
いつもパッケージを見ながら、物語の雰囲気を察ししつつ見送ってた。

けど、これも知っておかなきゃいけないでしょ、いつまで見送るの? グレゴリー・ペッグだぞっ!と気持ちを動かして鑑賞。

アラバマ物語については、Wikipediaででもお調べください。

まぁ、原題(To Kill a Mockingbird)からこの邦題タイトルはどうかと思うけれど、
確かにアメリカ南部の出来事であれば、原題よりはいいっか、、、と私的には。

前半の子供たちには、相変わらずイライラさせられますね。

ただこの物語のモチーフからすれば、必要な段階でもあったわけだけれど。

裁判のシーンは有名ですね。

けれどね、グレゴリー・ペッグが黒人を弁護する弁護士役であれば、
古い映画なのだから、きっと弁護側が勝ってハッピーエンド、、、

と思ってた。

けど、こういう着地かぁ、、、と驚きは隠せない。

# ヤバい、だんだんネタバレになってく。

でも、すべてがむしろ現実的であることが、この物語をワンランクアップすることになっているのだろう。

それにしても、人種差別問題がなにかと取りざたされる現代。

21世紀になっても、米国では、この手の話題が克服できていなさそうな気がして
なんとも複雑な思いがする一本であります。



P.S

グレゴリー・ペッグは、「ローマの休日」で誰もが知っていよう米国俳優でありましょう。

けれど、私の最初の出会いは、映画館で観た「マッケンナの黄金」でした。

小学6年生の私は、なんてハンサムなカッコいい米国人なんだろう、
もうただただあこがれてしまった記憶があります。

だから、今回の映画の中では、彼が敗北感を味わう物語であるはずがない、、、

ただただひたすらそう信じ続けて観てたのになぁ、、、ふぅ。

# って、ネタバレじゃん。