2022年8月19日金曜日

すばらしき世界

 
タイトルからすれば、きっと最後は、ほんわかムードで明るい気持ちで終わらせてもらえますよね?

というのは、私の勝手な思い込みだったな。

いや、全編を漂うその雰囲気は確かにやさしい。

タイトルが“すばらしき世界”というのもわからんでもない。

けど、、、けど、、、この終わり方かよっ、という不満は隠さない。

人間なるもの、根はマジメであっても、その環境で曲っていくこともある。
 
マジメであるがゆえに、曲った道もまた自分のモノになってしまう。

そして、曲った道から、普通の道に戻るためのその難しさ。

確かに、それらを実感として見せつけてくれる。

周りのやさしい人間たちは、それを手伝い、助けてくれる。

けれど、それがなかなか進まないのも現実だ。

タイトルの“すばらしき世界”というそのモチーフはわからなくはない。

けれど、当の本人にとって、その世界はほんとうに“すばらしき世界”と感じてくれていたんだよね?

そう願わずにいられない。

そして、私のイメージでしかないけれど、、、

役所広司は、ワルの役は似合わない。

だから、観ていてぎこちなかったけれど、

安心して観ていられたことも間違いない。

劇中、いろいろいい言葉も多い。けど、、、

おススメしにくい。あまりにもツラいから。

もうただただ冥福を祈ってしまう。


P.S

昔、ちょっと憧れてた梶芽衣子、、、あ~。

# 聞かないでください。