2022年8月27日土曜日

氷屋さんの進化

私の会社が目の前にあることがあって、この氷屋さんを30年ほど見続けてきたことになる。

かつては、こんな街中にも氷屋さんがあるんだなぁ、と漠然に感じていた。

小さなトラックの上で、大きな氷をノコギリでゴシゴシ切っていた風情は、その音も含めて懐かしい。

水商売ならぬ氷専門の氷商売なんて、今どきこんな街中でやっていけるのだろうか?そもそも冬場の売り上げはどうなの?正直言って、心密かに思っていた。

やがていつの頃か、冬場は焼き芋を売るのを目にすることになった。

夏場にも一般客にかき氷を売り始めた。

で、現在、写真の如く、大繁盛である。

今や「甘味や」として、スタイリッシュなホームページを持ち、各種SNSで情報発信し 、 ホームページから察するには、クラウドファンディングにも挑戦し、リノベーションでまったく新しく変貌を成し遂げている。
店頭での氷彫刻や各種イベントを開き、レンタルキッチンまで用意している。

もうその変化には、驚くばかりだ。

一見パッとしなさそうな業種の中で、跡継ぎ問題や経営的問題で、もう店をたたもう、と思いがちな現代で、 自らの変化と進化で、時代の中に溶け込む、というよりもファッションリーダーであろうという姿が眩しい。

だれがどのように導いてきたのか、その内輪の話は全く知らないけれど、
いやなに、実に「アッパレ」と思うワケです。


P.S

今日もかき氷を食べに行ったら、もう超満員で。
かき氷のメニューもいろいろあって、迷ってしまう。

で、結局、テイクアウトして、車の中で食べた次第。

今後もどのように進化してゆくのか気になるお店であります。