2023年4月25日火曜日

私の中のあなた

原題は“My Sister's Keeper”

# 原題の方が直球である。

とある夫婦に生まれた女児が2歳の時に白血病とわかり、その娘を救う為に遺伝子操作を行い人工授精で妹を産む。

何かと提供し続けてきたものの、妹は11歳の時、腎臓の提供にまで至り、その提供を拒み、弁護士を見つけて両親を訴える決断をする。

物語は本来とても重いはずだが、比較的明るく話が進むのが救われる。

物語は、病気と闘うモノ?家族関係モノ?倫理を問うモノ?裁判モノ?

いろいろ感じながら観ていたものの、最後はそれを超えたモノだった。

# やはりネタバレは避けた方がいいと思う。

裁判所の公衆電話で妹が発したひと言で、すべてがわかる。

そして、それがわかった途端、私は涙が止められなかった。

ただただ感動という言葉では表せない物語であった。

キャメロン・ディアスは、こんな役もするようになったんだなぁ、とつくづく思う。

妹アナ役は、“幸せのレシピ”以来でちょっと懐かしかった。

しかし、私はきっと忘れられない一本になりそうな予感がする。



P.S

実に、この物語には、実話から原作が生まれたそうで、

原作は、映画とはまた違った結末を迎えるという。

# まぁそれについては書きません。ググってください。

原題“My Sister's Keeper”という言葉の持つ意味が、原作と映画では全く反対になっているそうで。

映画で胸いっぱいの私は、更に原作へ進むのにはちょっと躊躇してしまっている。