2023年7月24日月曜日

寿命差が年齢差論


「それは、数多いる種の中でもヒトだけが、自分のなんとなくの寿命、
 つまりある程度の未来と必ず訪れる死を把握しながら生きている。」

先日読んだ「傲慢と善良」のあとがき(朝井リョウ筆)からの引用であります。

なるほどな、と思う。

私は、昔からこう言っている。

私は、母の30歳の時の子供である。したがって、歳の差は30歳。

けれど、母は未だ元気で96歳である。

息子の私は、心臓病の手術もしてとても母の歳まで生きられないと思う。

仮に母が100歳まで生きて、私が90歳までしか生きられなかったら

私と母の歳の差は、20歳だったんじゃないかと思う。

要は、人生も残り少なくなってきたら
生まれた年基準で考えるのではなく、
死ぬ時基準で考えた方がいいような気がするんだな。

もっと分かり易く言えば、
私の姉とは、7歳違いである。
けれど、平均寿命において、女の方が男の方よりも7歳長いのならば、
もはや、私と姉とは、同い年として今後生きていく方がいいような気がするんだな。

だって、統計的には、一緒の時期にこの世からいなくなるわけで。

そうじゃなきゃ、なんとなく損な気がしません?




P.S

単なるヒガミ根性の思考かも、、、なぁ。(笑)