第155回芥川賞受賞作
なんだか複雑な思いにとらわれる物語だった。
村田 沙耶香 著
ちょっと寝る前に、と読み始めたものの、一気に読み終えてしまった。
薄い本なので、2時間程度で読めてしまいます。
それにしても、、、きっと評価が分かれるだろうなぁ。
多様性が求められる昨今、他人が別にどんな考え方でどんな生き方をしても、
特に害と思われなければ、私も認めてしまうかもしれないけれど、、、
なんだか読んでいて、、、ツラかったな。
# と感じた時点で、自分がどっち側(?)か再認識できるのかも。
# 複雑だな。
しかし、所詮世は自分の意識を中心にして回っていれば、
自分の良いと思う、生きやすいと思う選択の結果で生きていくのであれば
誰もそれを否定できないと思う。
それがマイノリティであれば、ある種の生き難さもあるかもしれないけれど、仕方がないよな。
# そう自分に言い聞かせて。
彼らの今後が気にならないわけでもないけれど、
自分もそういった面もあるんじゃないか?と反省しつつ。
P.S
2時間で一気に読み終えたのは、ある意味面白かったからかもしれない。
けれど、これを面白かったと言っていいのか?
なんだか読後感がくすぶる。