積水不可極 安知滄海東 九州何処遠
積水不可極 安知滄海東 九州何処遠
万里若乗空 日国惟春日 帰帆但信風
鰲身映天黒 魚眼射浪紅 郷樹扶桑外
主人孤島中 別離方異域 音信若為通
詩人の王維が阿倍仲麻呂へ詠んだ惜別の詩。
まぁ解釈は、ググってもらうとして、
もう二度と会えないであろう親しき人への想いである。
まぁ、イマドキであれば、同じ地球に住んでいれば、二度と会えないということもなかろう。
けれど、当時は、お隣の中国・長安から日本に渡るだけでも永遠の別れを感じたのだろうなぁ。
もっともこの後、阿倍仲麻呂は嵐にあって、二度と日本の地を踏むことにもならなかったわけだけれど。
P.S
お習字の先生も既に亡くなって久しい。
いつか来るであろう最後の日をどう迎えようか、しみじみ思ったりもする。