2005年8月18日木曜日

万博の歩き方 ひとつの提案


まとめに書こうと思っていたことですけど、やはりまだ1ヶ月ありますから、これから行かれる方への提案です。

私は、今日までで7回行きました。(まぁ地元民ですからね。)

些細なことでも、いろいろなことがありました。

カメラを向けた女子高生から、「撮って!撮ってぇ!」という話は、既に書きました。

ドイツ館に並んでいた時に、もうちょっとで屋根の下なのに雨が降り出して。

みんな傘を出すのが面倒臭そうで。

たまたま大きな傘を持っていた私が「じゃ、しゃぁ~ね~なぁ~」と傘を差すと、回りの人も一緒に私の傘に入っちゃって、いざ屋根の下に到着したらみんなにいっぱいお礼を言われちゃって。

北欧共同館でふとデザイナーのイスに腰掛けて、「あれ?こんなイスなのに不思議に気持ちいいじゃん。」とつぶやくと、見ず知らずの人から「ほんとよねぇ、私もそう思う。」と。

クロアチアパビリオンに並んでいる時でしたっけ。ちょっと障害者っぽい人がそのパビリオンの外人スタッフにたどたどしく声をかけていました。

「日本人の関係者さんはいませんか?」って。

ところがまったく日本語がわからないそのスタッフは、英語で「どのくらいの待ち時間か聞いているのですか?」とその彼女に問いかけている。

その余りのちぐはぐさに見ていられなくて、思わず列から駆け出して通訳を買って出た。

そんなこんな、いろいろなことがありました。


会場へ来て、並んで、観て。

あそこは面白いだとか、面白くないだとか、そんな感想も当然ですが、

せっかく世界中から人が来て、物が来て、ワイワイガヤガヤしているんですから、そんなカオスを楽しむのも万博の楽しみ方のひとつだと思います。


例えば、、、

どこのパビリオンにもスタンプがあって、それを押して集めている人がいっぱいいます。

スタンプよりも、そこの国の人の言葉の収集は、いかがですか?

例えば「ありがとう」「サンキュー」「グラッツェ」「ダンケシェン」そんな言葉を尋ねて書き留めたり、この際スタンプノートに書いてもらったり。

日本語ペラペラのやさしいスタッフばかりですから、きっと可能です。

まったく言葉の通じないスタッフに当たった時が、あなたのドラマの始まりかもしれません。



十人いれば、十色の楽しみ方があるはずで、

万博は観るもの、なんて決め付けないで

まぁ、そんな楽しみ方もあるんじゃないかな、、、という提案でした。



P.S

私は、こう思います。

万博を一番楽しんでいる人は誰か?

それは、万博を運営している側の人々ですね。

もちろん苦労もいっぱいあるし、楽しいことばかりではないでしょうけど、

きっとその人達それぞれに、人生で忘れられなくなるようなドラマもきっと残るはずです。

残念ながら私は、単に観る方でしかなくなってしまいましたが、私もたくさんの外国の知識と同時に、今回の万博でのたくさんの「想い出」と「話の種」が身に付きました。

それらはきっと、私の残りの人生を彩ってくれる想い出のひとつになったことは確かです。

さぁ、あと残り1ヶ月。

まだまだハシャグぞぃ!


PM 09:06:27